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2019年09月14日10:54

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8月の読書

昨日は仲秋の名月。曇っていてお月見は難しそうだったので、お月見だんごの製作は10月に延期。てへへ。まずは小丸1の図書館で借りた本から
小丸1とむらい屋颯太(徳間書店)梶よう子:江戸の新鳥越町二丁目にある「とむらい屋」。葬儀の段取りをする颯太、棺桶づくり職人の勝蔵、雑用の寛次郎、死者に化粧を施すおちえ、そして渡りの坊主の道俊がとむらい屋のメンバーだ。厭われるが必要な仕事。死者の思いを汲み取り、段取りをする。今と違って土葬だから、大変だっただろうなと思う。死者の思いを汲み取る、ということから謎解きの要素もある。
小丸1パンダ飼育係り(角川書店)阿部展子:幼いころからパンダ一筋だった少女が、夢を追って中国語を専攻し、中国に留学し中国成都のパンダ繁殖研究所へ行く。修行を積み、上野動物園でパンダ飼育係として就職するまでのお話。じっと見るとリーリーとシンシンの違いもわかる。ちなみに彼らの子供のシャンシャンは後ろ足に白い毛が生えているようだ。目の隈取りの黒い部分の下側がちょっとはねているのはお母さんゆずり、なんてわかる。本人の頑張りもすごいが、ご両親の理解ある姿勢に感服わーい(嬉しい顔)
小丸1永田町小町バトル(実業之日本社) 「現役キャバクラ嬢」にしてシングルマザーの芹沢小町は 野党・民衛党から出馬し、初当選。夜の銀座で働く親専門の託児施設を立ち上げた行動力と、物怖じしないキャラクターがメディアで話題となり、働く母親たちから熱い支持を集めた。日本は今、待機児童、保活、賃金格差、貧困……課題山積み。少子化対策は、子供を育てられる環境を作らなければ解決しないことに政治家は目をつぶっている。子供、老人障害者の世話は女どもがすればいいというのがおじさんたちの胸の中げっそり。こんな議員さん出てこないものか?
小丸1道誉と正成(集英社)安部龍太郎:時は鎌倉末期。後醍醐天皇率いる軍勢が挙兵し、倒幕の気運が高まっている。「バサラ大名」佐々木道誉と「悪党」楠木正成。彼らはどちらも新しい時代の人であり、未来を予見する能力があり、ただそれに対する対応の仕方が違っただけ。珍しく颯爽とした風貌の楠木正成像。佐々木道誉は魅力的なキャラクターだと思うけど主人公になった小説はあまりないのでは。
小丸2動乱の日本史 南北朝対立と戦国への道(角川文庫)井沢元彦:「建武の新政」失敗、南北朝対立、そして室町幕府崩壊と信長・秀吉・家康の台頭へ―戦国時代突入の契機といわれる「応仁の乱」以前とそれに続く乱世を縦断的に俯瞰。「歴史if(もしも)」に思索を広げながら、歴史をより深く極める、。歴史学社はなし得ない、記録にないことを追いかけて行く。記録にあることだけが真実ではないということ。私が学んだころの歴史の授業では、後醍醐天皇はすごく立派な人みたいに教わったけど、カリスマ的だけどわがままな勘違い野郎ではないか。
小丸2日本軍兵ーアジア・太平洋戦争の現実(中公新書)吉田裕:310万人に及ぶ犠牲者を出した先の大戦だが、実はその犠牲者の9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。実際の戦闘以外の死因・・・餓死、病死、制裁による死亡、自死などのなんと多いことか。「戦争しかない」といった議員さんはこういう現実をしって、かつ自分が戦争に赴く覚悟があるのかちっ(怒った顔)

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