mixiユーザー(id:179961)

2019年04月20日21:50

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この人といえば

フォト


私にとっては、クライングフリーマンの人だ。

池上遼一のアジア的で美麗な作画と、小池一夫のインパクト爆発のストーリーが思い切りハマった面白いマンガだった。
そんなわけねぇーだろっ!という強引な展開も多いんだけど、勢いだけでなんとなく納得させられてしまう小池マジック。
アニメ化もされてて、レンタルビデオ(時代を感じる…)で見た覚えがある。

どうしてエレクチオンしないのッ!?
心が伴わない限り
海綿体に血液は流れこまンよ

このセリフ回し、ぶっ飛んだ単語、理論展開、そしてン!
この数コマだけでも伝説ですよ、まじで。
ちなみに私はこの女性の意見に賛成だ。笑
しかしなぜ反論する時だけ、エレクチオンでなくボッキという単語にしたのか、謎。

あとよく覚えてるのが
超美青年であるフリーマン=チャイニーズマフィアのボスで殺し屋、を追うヤクザが、
彼のモンタージュ写真(これまた時代を感じる)を作るのに手間取り
ちくしょうッ、美い(イイ)男ってのは特徴がねェからなッ!
とぼやくシーン。

なるほど〜!ハンサムというのは、美しいとも言えるし大きな欠点や特徴が無いとも言えるのかと妙に感心した。
気づきというやつかな?
こういう細かいところにもしっかり面白さを散りばめていて見飽きない楽しさがあった。

この流れで小池一夫に興味を持ち、機械人形ダミーオスカー、赤い鳩も読んだ。
エロと暴力、愛、情、心理的な駆け引きなど全て詰め込み、キャラをしっかりと立てた内容でとても楽しませてくれる作家さんであった。
この人の考え出したキャラを立てるという発想は、後続の原作者や漫画家全てのキャラつくりの基礎になったと思う。

合掌。

劇画原作者の小池一夫さんが死去
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=5587805
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