RIZIN神戸ワールド記念ホール大会観戦記(後編)
第8試合/スペシャルワンマッチ[RIZIN MMAルール : 5分 3R(61.0kg) ※肘あり]
魚井フルスイング vs. カナ・ハヤット。
日本対ハワイのフルスイングパンチャー同士が激突。魚井はフルスイングスタイルに縛られてちょっと可哀想。単調な展開が続き、ダメだ眠い。起きていられない。試合は3R4:32魚井の右ストレートフルスイングがヒットしてKO勝ち。
第9試合/スペシャルワンマッチ[RIZIN MMAルール : 5分 3R(71.0kg) ※肘あり]
デトロイトの蹴擊王 ダロン・クルックシャンク vs. アゼルバイジャンから来た狂気の拳トフィック・ムサエフ。ムサエフは左右のコンビネーションパンチに足技までつながるコンボ技が素晴らしい。格闘技のテレビゲームなら最も使いやすいキャラクターだ。クルックシャンクもサイドキックやバックブローなどトリッキーな動きも加えてうまく凌いでいたが、力量差は大きく判定でムサエフ。本日のベストファイター。
第10試合/スペシャルワンマッチ
[RIZIN MMAルール : 5分 3R(59.0kg) ※肘あり]
中村優作 vs. トップノイ・タイガームエタイ。日本拳法を下地とした中村とムエタイを下地にしたトップノイがMMAルールで対戦。当然ながら試合は打撃戦に終始。途中目突きやローブローなどのアクシデント。2R4分に初めて中村のタックルが決まりグランドに持ち込まれるも最終回へ。最終回は両者スタミナ切れ、判定でどうにか中村。
第11試合/スペシャルワンマッチ[RIZIN MMAルール : 5分 3R(120.0kg)※肘あり]
グァムの大魔神ロッキー・マルティネス vs. アメリカの豪腕ジェイク・ヒューン。
ヘビー級の大一番は、明らかな体重超過に見えるロッキーに対しジェイクがパンチで距離を取りつつ時折強烈なローキック、ミドルキックを放つ。
2Rに入り両者スタミナ切れで動きが鈍る、ロッキーのパンチが当たりはじめ盛り返す。最終回、ロッキーの水車落としとアキレス腱固めの攻防に盛り上がるもタイムアップ。判定2:1でジェイク。
第12試合/スペシャルワンマッチ[RIZIN女子MMAルール : 5分 3R(49.0kg)]
浅倉カンナ vs. 山本美憂。ベテラン山本が主導権を握りながら静かな攻防が続く1R。2Rも浅倉はタックルに行けずお互い決め手を欠く。最終回もタックルに行くも潰される浅倉が下からの関節技狙うも及ばずタイムアップ。判定3:0で山本。
第13試合/RIZIN女子スーパーアトム級 タイトルマッチ[RIZIN女子MMAルール : 5分 3R(49.0kg)※肘あり]
浜崎朱加 vs. ジン・ユ・フレイ(U.S.A.)。1R立ち技互角の打撃戦、距離はやや遠い。2Rに入りフレイのローが確実にヒット、接近戦でもフレイ、ポイントを伸ばす。
しかし最終回、浜崎のベトナムホイップが決まり以降グランドをコントロールした浜崎が3:0の判定勝ち。
メインエベント[ISKA世界フェザー級タイトルマッチ ユニファイドルール : 3分 5R(57.0kg)]
マーティン・ブランコ(アルゼンチン) vs. 那須川天心。1Rからロー、ミドル、ハイと撃ち分ける天心に入り込めないブランコ。まずは牽制の展開。
前蹴りから懐に入りたいブランコを寄せ付けない天心は、左から右ストレートで最初のダウンを奪う。さらに見事なドロップキック!続けて左フックでダウンを奪い、2R2:19見事なTKO勝ち。
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