mixiユーザー(id:12923117)

2019年05月26日09:48

128 view

『コレット』感想

〜1890年代のベル・エポック真っただ中のパリを舞台に、フランスの文学界でいまなお高い人気を誇る女性作家シドニー=ガブリエル・コレットの波乱と情熱に満ちた人生を描いたドラマ。フランスの片田舎で生まれ育ったコレットは、14歳年上の人気作家ウィリーと結婚し、それまでとは別世界のようなパリへと移り住む。芸術家たちが集うサロンで華やかな生活を送る中、コレットの文才に気づいたウィリーは、自身のゴーストライターとして彼女に小説を書かせる。そうして彼女が執筆した「クロディーヌ」シリーズはベストセラーとなるが、コレットは自分が作者であることを世間に認められない葛藤に苦しめられることになる。保守的で男性優位な当時の社会にあっても、ありのままの自分を貫き才能を開花させていったコレットを、キーラ・ナイトレイが演じた〜 <映画.comさんより>

フォト


                  フォト

女性ゴーストライターを描いた作品続いてる?
『メアリーの総て』『天才作家の妻』そして、この作品。

ずっとパリが舞台なれど、ずっと英語の作品。
思ったより淡々としていました。
あとでわかったのが『アリスのままで』のウォッシュ・ウエストモアランド監督作。
(当時夫だった故リチャード・グラッツアーと共同監督)
なるほど、なるほど。

キーラがとにかく出ずっぱりなので、キーラファンは大満足かと。
しかも衣装の数が半端なく、七変化も楽しませてくれます。
数々のドレス、男装、レオタード、舞台での衣装。。。
表情の豊かさ、持ち前のキュートさに加えて、男装の麗人の紳士的魅力、そして、ステージパフォーマーとしての存在力。
様々なキーラパワーで、前菜からデザートまで、お腹いっぱい満たされます。

派手な暮らしゆえ、浪費で借金を抱え、作家である夫ウィリーが思いついたのが、コレットの文才。
自伝的小説「クロディーヌ」は推敲の末、ウィリーの名前で出版され、大ヒット。
様々なクロディーヌグッズに、作品の舞台化と、社会現象にまでなる。
更なる続編を書くようにコレットに強いるウィリー。部屋に閉じ込め鍵までかける始末。
コレットは自分の名前が出ないこと、夫の浮気にも苦しめられる・・・が、男装貴族ミッシーとの出会いで、世界が広がってゆく。
もっと自由に、自分のやりたい事をやろう。本当に愛する人を愛していこう。
やがて、パフォーマーとして舞台に立ち、巡業もし、ウィリーとは離婚する。

「歴史を作るのは、ペンを握る者」

前半はキーラ好きな私でも、ちょっと辛かった。
ドラマ性があまりなく、静かで、薄くて、何も響かず。。。
ただ、ミッシーが現れてからは、物語的にも視覚的にも、どんどん刺激的になってきて、救われた。
ミッシー役のデニース・ゴフという女優さん、全く存じあげなかったけど、嫌みというか、皮肉な台詞が見事、見事!
ちょっと遅いけど、これから注目しなきゃ。

まあ、それなりに楽しめたんですが、残念だったのは、終わって印象に残ったのは、コレットという人物よりも、キーラ・ナイトレイだったということ。
演じてる役よりも、キーラ本人の印象が焼きついてしまい・・・う〜む。
いや、待てよ。私が作家コレットをほとんど知らなかったからそう感じただけなのかも!?あせあせ(飛び散る汗)

まあ、映画館でわざわざ観なくても・・・の3つ☆
7 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年05月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

最近の日記