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2019年02月14日11:53

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「日本国紀」第3章 平安時代


第3章 平安時代
平安京/成熟の時代へ(国風文化の開花)/武士の誕生/藤原氏の台頭/「祟り」について/武士の氾濫/派閥政治の弊害/武士の台頭/戦いを嫌う平安貴族たち/院政の時代/保元の乱/平治の乱/平氏の栄光/平氏の没落


<はじめに>
平安時代こそ、日本が独自の文化を花開かせた時代だったといえる。
中国大陸の影響を受けない、安定した王朝のもとで、日本的な美意識や思想が育まれ、きらびやかに表現された。この良き面と背中合わせに、この時代、朝廷はかつての逞しさや国際感覚を失っていく。遣唐使を廃止したこともあり、いわば「プチ鎖国」状態となった日本で、王朝の人々はひたすら「雅(みやび)」を愛する貴族となり、「平和ボケ」していったのだ。
一方で、「武」を尊ぶ武士が生まれたのもこの頃である。武士は朝廷や貴族のために、都や荘園警護の役目を負うために生まれた存在であったが、やがて力を増し朝廷や貴族を脅かすようになっていく。
10世紀に誕生した武士は、その後、約900年にわたって日本を支配する改装となっていくのである。


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