八十一日目の日記。

■「400円でVIP気分」通勤ライナーで鉄道各社が“脱・痛勤”
(AERA dot. - 12月23日 11:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5431216

「そういう事じゃねぇんだよなぁ」としか思えない。いや、別に400円払って混雑時に座って帰りたいという欲求は否定しない。つうかそれは正しい。自力で救済措置を講じるのは素晴らしい事だ。だがね。例えばそれなら「ライナーの便数を増加させる」事で解決するか？出勤退勤が集中する時間帯に便数を増やす、なんて事は既に不可能だ。首都圏の電車は10分に一本程度まで緊密に走っている。それが些細なトラブルや停止信号が容易くパンクすれすれの地獄を現出させる事で誰にでも分かる。ここで、ライナーを割り込ませる事は不可能だし、縦しんばそれが実現した処で「それに乗れない/乗らない人達」はその他の便に乗らなければならない。理の必然として、更に通常便の混雑は増す。首都圏の鉄道事情の「容易く地獄が発生する」システムが既に限界が来ているのであって、「それならば多少の上乗せで快適に行きましょう」というのは全く何の解決にもならない。数年の内に、こうした満員電車で取り返しのつかないような事故が「車内で」起きるだろうが、そうした悲劇が起きなければ改善は為されないのだろうかね？