ハナレイ・ベイ

プールに行って500m犬かきで泳ぐ。老人ホームに両親が入っているのだが、二人部屋が空いたので、部屋を引っ越し。仕事もなかなか面倒臭い案件がとりあえずひと段落。なんとなく復活の兆しという一週間だった。

週末にレイトショーで映画「ハナレイ・ベイ」を観てくる。

https://www.youtube.com/watch?v=fJZv1O13xwE

待合のソファーがいっぱいで驚いたが、同じ日に上映が始まった「カメラを止めるな」のお客さん達だった（笑）。どちらが面白いといったら絶対に「カメラを止めるな」だろうけど、まあいいかと「ハナレイ・ベイ」上映のブースに入る。当然客席はガラガラだった。

村上春樹作品の映画化は、まだこれという作品はなくて、僕的には別に村上春樹原作でもない森田芳光監督・深津絵里主演作品の「（ハル）」が一番だと思っているけど、「ハナレイ・ベイ」も、決して悪くはない出来だった。

ハワイの風景とか主演の吉田羊とか、映像や音楽はすごくよかったと思う。村上虹郎君がなかなかいい味出してた。ただ原作にはない監督が付け足した台詞とか場面は、どうも違和感というか。まあ映画監督としては原作にはない部分も付け足したくなる気持ちはわかるんだけど、それで成功した例ってほとんど見たことないなあ。

そういう余計な部分はバッサリ刈り込んで60分くらいの尺に詰め込んで、代わりにもう一本、僕としては同じ短編集から「品川猿」を映像化して二本立てのオムニバス形式の映画にしてほしかったな。