ローマ歌劇場2018年日本公演「椿姫」

ローマ歌劇場2018年日本公演「椿姫」に行ってきました。
この手の公演は絶対初日に行くのが肝要です。


ローマ歌劇場2018年日本公演　東京文化会館

指揮： ヤデル・ビニャミーニ
演出： ソフィア・コッポラ
美術： ネイサン・クロウリー
衣裳： ヴァレンティノ・ガラヴァーニ
振付： ステファン・ファヴォラン

■出演
ヴィオレッタ・ヴァレリー： フランチェスカ・ドット
フローラ・ベルヴォワ： エリカ・ベレッティ
アルフレード・ジェルモン： アントニオ・ポーリ
ジョルジョ・ジェルモン： アンブロージョ・マエストリ

ローマ歌劇場管弦楽団／ローマ歌劇場合唱団／ローマ歌劇場バレエ団


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感想
無駄がなく洗練されていて
男服は格好良いし、女服は美しい。
兎に角、「衣裳が素晴らしい」。
これは良いな〜。と休憩時間に配役表を見たら
ヴァレンティノ ガラヴァーニってVALENTINOではありませんか。
なるほど。

いつだったかニューイヤーコンサートでも
オートクチュールが担当した時は素晴らしかったですね。
今回もバレエ団も格好良かったです。

演出も奇をてらった大げさな表現はなく
それでいて、
それぞれの想いが無理なく切々と伝わってきて
とても好感が持てて良かったです。

オーケストラは基本的に皆んなバラバラで
一流ではないと思いました。
しかし、何だかんだと旨くまとめて、
見せ場はキッチリ決めてくるので
やっぱり、お家芸なんでしょうね。これも大切。。。

出演は
何と云っても
アンブロージョ・マエストリのジェルモン・パパ。
声は通るし、演技も旨い。
杖を床に突くタイミングは
お能の弱法師よろしく絶妙です。
息子思いで、ヴィオレッタの気持ちも疎かにしない。
お父ちゃんぶりが素晴らしかった。
もともと、レオヌッチが出演予定でしたが
技巧的で作為臭さが強いヌッチよりも
マエストリで当たりだったのではなかろうか？

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連れ合いに依れば
ミラノ・スカラ座2013年日本公演ダニエル・ハーディング指揮
マエストリがタイトルロールを歌う
ファルスタッフを観ているとのこと。
ぬいぐるみを覚えていないのか？と怒られました。。。。
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アントニオ・ポーリのアルフレードも良かったなぁ。
演技力もあるし。
彼ならではの主張も感じられた。
これ以上太らなければよいなぁ。

で、主役の？
フランチェスカ・ドットのヴィオレッタ。
初めは抑えていたんでしょうか。
終盤はしっかり 声も飛んで良かったです。
何しろ遠目にはスタイルが良いのが良いですね。
ポチャリの瀕死のヴィオレッタではヴィジュアル的に違和感があります。
彼女、決して悪くないのですが
なにか、こう、彼女ならではの「花」が良く判りませんでした。
優等生よりちょっと上手い。と云う感じなのかしら。
でも、彼女20代だそうで、これもびっくり！
20代でヴィオレッタ？おいおい。
最近は早熟とは言え、早くはないですか？？？？
これからが楽しみですね。


休憩時間が終わるたびにモバイルの電源を切る様
注意喚起の館内放送が流れているにも拘らず
途中、携帯電話を鳴らした阿呆が居りましたが
斯様な輩は出入り禁止にしてほしいです。


東京文化会館の席は3階R4列32-33番
ここは3階の右側の最後列です。
前方の席の観客がどんなに身を乗り出しても
後ろに人が居ないので、
消灯後は中腰でも迷惑が掛かりません。
これはストレスフリーです。
さらに右奥に少しスペースがあり
狭い座席でも足を延ばせたり
荷物を置けるのも◎な席ですね。


トータルとして
ビジュアル的に楽しめましたし
なかなか良い公演と感じました。
カーテンコールもありました。

再来週のマノンレスコーが楽しみです。


https://www.youtube.com/watch?v=wJV7lC9F1wg
https://www.youtube.com/watch?v=6JTPX6DWbR4

https://www.youtube.com/watch?time_continue=9&v=DlKS4p9IonE

アンブロージョ・マエストリ
https://www.youtube.com/watch?v=oQyuR85uegM&feature=youtu.be