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2018年08月02日11:22

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「操り人形で戦う」ことのカッコよさ

小さいころから、操り人形というものに憧れがあった。

楽器を奏でるかのような手さばきと、細い細い糸で人形の動きを自由自在に操る華麗さにうっとりしたものだった。
しかし不器用な子供のこと、親にねだって買ってもらったはいいが、すぐに糸を絡ませてしまって結局うまく操れなかった。

ただこの憧れはずっと続いていて、これを題材にして漫画を描いたら面白いだろうになぁと長いこと考えていた。
人形自体に意思があって自由に動き回るなどの漫画は多かったのだが、そうじゃなくて…
とモヤモヤしていたら、サンデーでこの漫画の連載が始まった。

そうだよ!!!これだよ!!!と作者さんと思いがシンクロしたような嬉しさがあった!
人形はあくまで自我なき人形で、それを華麗に操る人間がいてこそ意思が吹き込まれるのだ!!
しかも、ただ人形を操るだけじゃなくて人形を使って戦うというカッコよさ、アイディアの秀逸さ!
操り人形であるからして、10指全てを駆使して複雑な糸の動きに気を配り、武器として動かすという難度の高さを感じさせ、それがまたカッコいいのだ。

これだけでも結構満足して読んでいたのだが、設定の面白さに藤田和日郎の「熱さ」が加わり、さらに国境、世代を超えた壮大な物語の展開となり、藤田作品にありがちな中だるみ感は感じたものの、最後まで飽きずに読むことが出来た。

主要キャラの一人、鳴海のセリフ
「戦う方法はテレビの中だけにあるもんじゃねえ。 強くなりたいヤツが教わりに来るのを、この世のどこかでちゃんと待ってる実在のもんなのよ」
というのは最も心を打たれたお気に入りの言葉だ。

個人的には、うしおととらよりも好きな作品。
(うしとらより少し大人向けな空気があるのも良い)
今も全巻揃えて持っており、本棚の一角を圧迫している。

今回アニメ化という事でわくわくしていたのだが、PVを見てますます期待が高まる一方。
https://animeanime.jp/article/2018/08/01/39124.html
しろがねの
「あるるかぁぁぁん!」
のセリフ、女性らしさの中にも凛々しさがある林原めぐみの声があまりにもはまっていて繰り返し見てしまった。
他の声優さんたちもかなりイメージ通り。
10月から予約録画を忘れないようにここにメモっておく。

「からくりサーカス」10月放送開始! 林原めぐみ、原作者からの出演依頼で"しろがね"役に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=50&from=diary&id=5225386
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