mixiユーザー(id:429476)

2018年07月09日19:11

3209 view

東京03 第20回単独公演「不自然体」後編

※東京03 第20回単独公演「不自然体」の後編です。前編は一つ前に戻れば読めますが、ネタバレがありますので、ご注意下さい。尚、後半も同様です。

・同窓会
小学校の同窓会。豊本と飯塚が話している。暫くすると、角田もやってくる。懐かしい話しをする角田と豊本。角田「ババ屋って覚えてる?」豊本「ああ、あの駄菓子屋ね。」角田「あれ、何でババ屋って言うか知ってる?」豊本「ババアがやってる駄菓子屋だから、ババ屋なんだよね。まんま(笑)。」飯塚「俺さ、ババ屋のばばあに怒られて。あいつ、お金払うと『はい。100万円』とか言うだろ。」豊本「駄菓子屋の決まり文句ね。」飯塚「俺、それに『何それ!つまんねえ!』って言ったら、『つまらないとは何だ!』ってスゲエキレれれて。」角田「あ、俺も怒られたコトある。俺、学校で漫画読んでて、生活指導の体育教師にバレて、没収されてさ。凄く怒られて。『放課後返すから職員室来い』って言われて。言ったら、『あ、今、松本先生が読んでるから。』って。人の漫画貸してんじゃねえよ!って思って。」豊本と飯塚は微妙な顔「…おおう。」飯塚「あ、あのサ。怒られるって言えば、昔の教師って、メチャクチャだったな。デカイ三角定規を、こう…縦にして、角で殴るの。」豊本「なぁ。わざわざ痛くしてな。ほら、国語の教師。国語の教師のくせに何故か、柔道5段で。」角田「ああ、(首を掴んでつるす)こうしてたもんな。柔道関係ないし。」教師に怒られた話で盛り上がると、角田「俺も、理科の先生に怒られて。おしっこ漏れそうで、廊下走ってたら。『廊下走るんじゃない』って言われて。『すいません。おしっこ漏れそうで』って言って、そのまま走ったケド、結果間に合わなくて漏れちゃってさ。」豊本と飯塚微妙な顔。「…うん。…あのさ、オマエ、さっきからズレてない?」角田「え?」飯塚「今さ、教師に怒られたって話してるの。」角田「うん。」飯塚「オマエ、さては、話を用意してきたな?それを話そうと無理矢理入れ込むから、妙にズレてるんだよ!」角田は図星を突かれる。角田「ああ、そうだよ!用意して来たよ。でもそれは悪いコトですか?家に帰って思い出すんだよ。それで『あ〜、こういうコト話せば良かった〜』って後悔するんだ。」それが嫌で話を用意して来たと角田。飯塚「何?それは、どんな題材について、何エピソードくらい用意してきたの?」角田は、結構用意して来たらしいが。じゃあ、と、振られた話に、角田は上手く返せず、飯塚「真っ白じゃねえか!」

・映像 用意してるのを斬る侍
準備して来たモノ事を全て叩き斬る侍の角田。歌に乗ってその活躍が流れる。脅かそうとして物陰に隠れたのに、相手が電話に出てしまい、脅かせない。そんな時は、そんな用意を捨ててしまえ!彼女とのデートプランを考えたケド、彼女「魚が苦手なの。」と最初のレストランで躓いた。そんな用意は捨ててしまえ!

・二人の雰囲気
ライブハウス。ライブハウスの店長(飯塚)と、ミュージシャンのカクトヨ(角田と豊本)が打ち上げをしている。店長は角田に話しかける。「いやぁ〜。カクトヨさん。良いライブでした。」角田「いえいえ、このライブハウス良かったですよ。僕たちは、ギターの弾き語りだから、このくらいの箱が丁度良いんです。」豊本「このライブハウス良いですよ〜。このポテトが凄く美味い!ポテトオブザイヤー!」角田「何だよ、そこかよ!すいません。こういう奴なんで。」店長は角田に色々質問する。「僕らの歌は、辛辣な世界があるけど、それを、上手く掬い取っていけたらと思ってる。」と説明する角田。店長「メジャーデビューはしないんですか?」角田「うん。以前そういう話もあったんだけど、断っちゃって。自由に出来なくなるのが嫌っていうのがあってね。」店長「角田さんは、どんな曲を聴くんですか?」角田「最近は、クラシックに嵌ってて、ワーグナーを聴いてるね。」店長「ワーグナ。へぇ〜。それは勉強で?」角田「ううん。全然。好きで聴いてるだけ。」店長「どういう映画を観るんですか?」角田「ええと、映画ね…。あれ、タイトル忘れちゃったな…。ええと…。」店長「曲はどうやって作ってるんですか?」角田「ええと…(豊本に)どうやって作ってるの?」店長「…え?ちょっと待って下さい。え?曲って角田さんが作ってるんじゃないんですか?」角田「え?違うよ。曲は全部こっち。」店長「え?…ああ、じゃあ、歌詞を書いて…。」角田「歌詞も全部こっち。俺はそれにはノータッチ。」店長「ええ!?」店長は勘違いに気付く。ハットを被り、如何にもミュージシャンな出で立ちの角田が作詞・作曲を担当しているものだと思っていたが、逆だった。店長「何だよそれ!…まぎらわしいんだよ!何だよ、その恰好!」角田「恰好はどうでも良いだろ!あ、映画思い出した。(小洒落映画のタイトルを言う)だ。」店長「知らねえよ。オマエはアルマゲドンでも観てろ!」角田「何だよそれ?分かりやすいもん観ろってコトか?」店長「作ってない奴が、ワーグナーなんて聴くなよ!」角田「良いだろ、好きなんだから。」店長「何だよ、オマエ、何にもやってねえんじゃん!」角田「やってるよ!ギター弾いて歌唄ってるよ!」揉める角田と店長をよそに、何かをもくもくと作っていた豊本。豊本「ほら見て!おしぼりでチンチン作った!」店長「オマエも何やってんだよ!何、曲とチンチン作ってんだよ!(おしぼりを放り投げる)オマエらな、雰囲気が完全に逆なんだよ。オマエジャケット脱げ!」と角田のジャケットを脱がす。店長「コレをオマエが着ろ!」と豊本に渡す。「オマエは一生、ジャケットを着るな!」服を変えろ。豊本と角田の服を変えさせる。「帽子。オマエ、帽子はいらないだろ!」と、角田の帽子を取り上げ、豊本に被せるも、「ああ、どっちも作ってない!」

ある意味言いがかりネタなのだが、結構あるある。因みにコレ、飯塚氏がライスから着想を得て作ったネタらしい(笑)。飯塚氏はライスは関町氏の方がネタを作ってると思ってたら、田所氏の方で吃驚したと。でも、角田氏も関町氏に「ネタどうやって作ってんの?」と訊いていたから、「やっぱりそう見えるんだ。」と思ったと(^_^;)。アルファルファの頃は、豊本氏の方がネタを作ってると思われてたよね。私は、アルファルファを思い浮かべてた。

・映像 作ってそうで作ってない人と作ってなさそうで作ってる人
粘土で説明する作ってなさそうで作ってる人と作ってそうで作ってない人。作ってそうで、作ってない人は、最悪らしい。作ってるのに作ってない人は、クリエイティブオブザイヤーらしい(確か・笑)。

・待ちわびて
ベンチのある公園。男(角田)が立ち去ろうとする。そこに女性(豊本)がやってくる。男「…豊美。来てくれたのか。」豊美「ええ。遅れてごめんなさい。…私も仕事は大事だは。だから、外国に行くコトも考えた。でも、アナタ言ってくれた。『いつまででも待ってる』って。」男「勿論だ。いつまでも待ってた。この思い出のあるベンチのある公園で、ずっと待ってようと思った。」豊美「そうよね。待ってるって言ってくれた。だから、驚いたの。アナタ今、帰ろうとしてたはよね?」男「…。」豊美「確かに私も遅れたは。でも、ずっと待ってるって言って、10分の遅刻で帰ろうとするのはどうなの?」男「いや、あれは違うんだ。トイレに行こうとして。」豊美「トイレはこっち(と逆方向を指す)。」男「え?そうだっけ?勘違いだ。だって、駅はそっちだろ?こっちに行っても何もないじゃないか。」豊美は訝しげだ。男「俺と結婚してくれ。結婚指輪こそないけど…。」豊美「アナタ、私が来ないと思ったから、結婚指輪を用意してないんじゃないの?」揉める2人。そんな中、男の友達らしき奴が来る。友達(飯塚)「おい。あ…来たんだ。どうも。」男「地元の友達の飯塚だ。」豊美「?…初めまして…。」友達「オマエ、『多分、来ないと思うから、すぐ行くは』って言ってたけど、来たんじゃん。」豊美「やっぱり!」男「いや、違う!」友達「良かったじゃん。じゃあ、俺帰るな。」男「ちょっと待って!俺を残していくな!」豊美「私、帰ります。」男「豊美もちょっと待て!」友達と豊美を同じ熱量で引き止める男。友達「オマエ、一緒の熱量で引き止めてるぞ。どう考えてもそっちの方が大事だろ?」男「いいや、俺にはどっちも大事だ!ここから家まで電車だと1時間半かかる。しかも今は混んでる時間帯だ。俺は車で帰りたい。オマエの車で帰りたい!」

・映像 トヨカクの物販の歌
カクトヨの物販宣伝の歌。お勧めはパンフレットとCD。でも、ここに先ほどの用意を破壊する侍が来て、物販のブースをなぎ倒していく。

・言いにくい人
サッカーW杯を観に、先輩(豊本)の家に来た飯塚。飯塚の友達の角田も一緒だ。先輩はずっとTVを修理している。「守りが大事だ。」と言う角田。飯塚「じゃあ、攻めは?」角田「攻める時は攻める。まぁ、バランスだな。」飯塚「結果、どっちが大事なの?」角田「…守り…。」飯塚「何だよ!オマエにわかだからなぁ。」角田「オマエがサッカー一緒に観ようって誘ってくれたから、一生懸命勉強して来たんだろ!オマエがこのにわかモンスターを生み出したんだ!」飯塚「何だよ、その怪物。でも、オマエ良く、こんな時間に出て来れたな?奥さん鬼嫁だろ?」角田「大丈夫だったよ。」飯塚「先輩こそ、すみません。こんな時間に。」豊本「…いや、別に。」
先輩は、何かを取りに席を外す。角田「…あれ、大丈夫なのか?完全にTV壊れてるじゃん。」飯塚「いや…。実は…」と経緯を話し出す。豊本は飯塚の会社の先輩なのだが、後輩の飯塚がこの度出世してしまい、豊本が飯塚の部下になった。それでギクシャクしていると。プライドが高い豊本は何を訊いても「いや、別に」と濁してしまうタイプで話づらい。そんな豊本から「サッカーを一緒に観ないか」と言われ、断れなかったと。角田「まさか…。豊本さんは、オマエの昇進を妬んで何かしようとしてるんじゃ?」飯塚「まさか。」角田「変だと思ったんだ。オマエ1度だって、一緒にサッカー観ようなんて言ってくれたコトなかったじゃん。何かあったら困るからそれで俺を呼んで…って、冗談…。」飯塚「…うん。」角田「ええ〜!そうなの!?」飯塚「いや、そうじゃなくて!」と、そこにぬっと現れる豊本。角田「話聞いてました?」豊本「いえ…別に…。ビールがもうないと思って持って来ました。」飯塚はトイレにと席を外す。
そんな折、角田に電話。相手は嫁、実は角田は仕事があると嘘をついて、今、ここにいる。豊本に「部長のふりをして」と電話を渡すも、棒読みで「はい。角田君は仕事中です。」角田「もっと感情出して。」豊本「もっと感情を…。」飯塚「それは言わなくて良い!」電話をひったくる。角田「え?ロボット?違うよ。部長だよ!」

豊本と角田の2人きり。TVはやはり壊れているらしい。そんな中、いきなり豊本が角田に縋りつく。角田「わぁ!」飯塚に電話する角田。「助けて、助けて!」豊本「電話はやめて下さい!」と取り上げ切る。豊本「実は、僕はアナタみたい彼に舐められたい!」角田「はぁ?」豊本は、本当はもっと上手く飯塚と接したいのだが、プライドが邪魔してそれが出来ない。「飯塚君…飯塚さんは、君にはあんなに舐めた態度で接している。僕はああなりたいんだ。」角田「舐められてるつもりはなかったんですケド。まずは、プライドを捨てて自分をさらけ出した方が…」豊本は熱心に教えを請おうと、さらに縋りつく。と、そこに飯塚が棒を持って現れる。「角ちゃんから離れろ!」と棒で豊本を殴る飯塚。角田「待って!飯塚待って!違った!豊本さん、恨んでもないし何かしようとしてるワケでもなかった。オマエと上手くやりたいだけだった。凄く良い人だった!」飯塚「え〜…俺、殴っちゃった〜(半泣き)。」角田「なんだってオマエ、棒なんか。」飯塚「だって、オマエが電話で『助けて』って言うから。」角田「ああ…。」

この後、又、角田嫁から電話がかかり、ロボット対応で豊本が応対し、結果バレるんだったかな?最後のネタなので、おそらく、オークラ氏作。

・ED映像〜挨拶
撮影風景等が映っていたかな。最後は挨拶のみ。

今回はオーソドックスな東京03のネタ多目でした。20回目なので、原点回帰だったのかも知れない。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年07月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031