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2018年07月05日17:02

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お逢いしたいです “ 麗子さ～ん！ ”－薫風の旅日記⑬

念願だった二戸市古梅園の繁栄祈願を済ませた数日後　私は　かつての地元季刊誌「北
の町」の主幹者で　平成５年「北の町」第１４号編集後記の中で私の父の名と接ぎ木し
た「六弁の梅」若木の事を書いて下さった　下斗米麗子氏の娘さんに初めてお会いする
ことが出来ました

昨年夏初めて電話でお礼を申し上げていた私でしたが　この度は行きなりの突撃対面 !!
重ねて「六弁の梅祈願祭」の報告も出来たので　私としては誠に嬉しい思い出

その時　帰り際に頂戴したのが「渡辺喜恵子　生誕百年記念資料集　二戸市立図書館」
平成２６年の貴重な資料でした

　　中に『渡辺喜恵子生誕１００年記念　渡辺喜恵子の世界』講師（平成25/11）
二戸歴史民俗資　料館資料調査員　稲賀順子氏の講演資料も在り

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大変恐縮な話ですが　この頂戴した「渡辺喜恵子　生誕百年記念資料集」
遅ればせながら　今頃そろそろとめくって見ている私　

改めて興味引かれるページは　それは資料集のＰ２２　

当時の季刊誌「北の町」第１０号から掲載された　文末に（R子）下斗米麗子氏のサ
インがある「九戸古梅園の政實公遺愛の梅を助けて下さい」のページです

私はこれまで　古梅園親木保存にひとかたならぬ熱意を示された喜恵子氏に集中して
眼を据えて来ましたが　渡辺氏との交流前後がわかり　この掲載記事はあれやこれと
思いめぐらして熟読するにとても貴重な内容で　しかも麗子氏の直向きな心中に初め
て触れたような気がした

麗子氏は謙虚な文面ながらも　古梅園を訪れた長州萩小倉鯤堂の漢詩を表し
　　
「　　鯤堂が福岡を訪れたころは古梅園の梅は枝を広げていたのでしょう。詩の大意　　
　　
　　　　九戸園は荒れはてて、老梅一樹が残っているのみである。
　　　　人々よ、この枝をおらないでおくれ、
　　　　これは政實公が愛した花なのだから、
　
　　とあります。　
　　
　　げんこういあいこれこのはな（原文小文字）
　　原公遺愛是斯花ーです。　　　

　　政實、遺愛の梅を助けて下さい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（R子）　　」
　　　　　　
このページの文面によると
麗子氏のこよない郷土愛「古梅園」への思いは　渡喜恵子氏からの励ましを得て　こ
の年６月の二戸市定例議会一般質問で古梅園保存を願い出て了承された旨が述べられ
　さらに「落城した九戸城に残されているもの、それは政實遺愛の梅だけなの
す。年を経た桜（桜だけに限りません）は、それ一本だけで天下の≪名木≫と称されま
す。私たち市民は、二戸に残されている有形・無形の財産をもっと大切にしなければ
ならないと思うのです。」と親木保存の本意を説いておられます
　　　　　
　　　下斗米麗子さんとは　いったいどんなお方だったんでしょうね
　　　　　　　　　
叶うならば今一度お会いして　武勇伝(!?)などお伺いしたい