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2018年07月03日14:38

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静岡のもの作り

モノづくりっていうのは各地に様々な技術が伝承されている。静岡では竹細工があげられるように思っている。自分の住んでいた近くにも何軒か竹細工の工房があって、地味に竹を割いているのを見ていた。
高校の体育祭では(ねぶたみたいな)クラスごとに竹細工の張りぼてを作って競ったものだった。そのために、裏山から竹をもらってきて加工していた。
加工は節を抜いて、なたを入れれば繊維に添ってきれいに割れる。
節を抜くのは簡単だ、竹の先っぽの方を節の下あたりで切断する。上の方に水を入れて立てる。そのまま竹を地面に垂直に落とす。何度か竹を縦に落としていると、節が一つずつ抜けて、最後に水が一番下から抜けてくる。これで節が全部抜ける。
竹を横にしてなたを当てて、ちょっと叩いてやる。刃が入ったら、金づちでちょいとたたいてやると縦に割れる。後は、これを繰り返して任意の幅の竹を作る。
後は、これを組み合わせて、紙を貼って、泥絵の具を塗ってねぶたもどきの完成だ。

自分たちのは、こういう大雑把なものだけど、究極に細い竹ひごを作って、組み合わせた花器や虫かごは芸術品だ。

いくつか写真を紹介する。
http://www.takesensuji.jp/
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