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2018年05月21日10:49

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『ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた』感想

〜2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件で両脚を失う被害を受けた実在の人物ジェフ・ボーマンの実話を映画化。テロ事件の犯人特定に一役買ったことで一躍脚光を浴びるも、両脚を失うという大きな傷を追ったボーマンが、恋人や家族に支えられ、困難を乗り越えて再生していく〜                 <映画.comさんより抜粋>

危険・警告そこそこネタバレしてます。未見の方はご注意をば。

日本版ポスター いろいろごちゃごちゃ
                  
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海外ポスター いたってシンプル
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しかし、わずか、5年前に起こった出来事だったんですよね。改めて、ビックリ。
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とにもかくにも、CG技術の素晴らしさに仰天。
切断された脚の部分の処理はなんとなく想像できたんですが、義足をつける場面とか、一体どうやったんだろうって。。。

実際のジェフと、映画のジェフ(ジェイク・ギレンホール)
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では、内容へ。

いきなり馴染みのコストコが出てきたので、親しみがわきました。
ジェフはコストコで主にお惣菜のローストチキンを焼くお仕事をしています。
でも、今日も今日とて、頭の中はレッドソックス野球の応援の事で頭がいっぱい。。。
残業を同僚に押し付け、馴染みのバーへ。そこで元カノとバッタリ。
元カノのエリンとは何度も別れたり、ヨリを戻したり。ジェフは、今も、未練たっぷり。
そして、彼女が走るというボストンマラソンを応援に行くことを約束。
マラソン当日・・・。ゴール地点で彼女を待っていたジェフだったが・・・爆弾事件に巻き込まれてしまいます。

病院に担ぎ込まれたジェフのところに、コストコの店長がパンを持って面会に来る場面があるのですが、これがこの作品の最初のウルウル場面でした涙
当初、マスコミの取材だと親戚一同から決めつけられて足蹴にされる店長なんですが、やってきた本当の意味をわかってもらえて・・・もう一同、心から感謝・・・みたいな。。。

ジェイクは、異常な役がやたら上手くて、そちらばかりが取り上げられている気もするんですが、今回のいわゆる普通の男性の演技もめちゃ良かったです。
事件前のどうしようもなく憎めない感じも、事件後のもがき苦しむ様も、たまらない人間臭さが本当魅力的でした。

ジェフの彼女役のタチアナ・マズラニーさんというカナダ人女優さんもとても良かったです。
いわゆる美女タイプじゃない(失礼あせあせ(飛び散る汗))のかもしれないけど、凛としていて、意思が強く、かつ思いやりがあって、自分をしっかり持ちながら、かつジェフを温かく見守っている姿が、すごくリアルだったし、共感もできて、好感持てました。
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ジェフの母親役が、お久しぶりにスクリーンで観れた、イギリス人のミランダ・リチャードソン。
私的には、違いがよくわかりませんが、ボストン訛りで話すのは、かなり難しかったのかしらん?
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ジェフは犯人を目撃していて、その証言は犯人逮捕に貢献して、また、彼のテロに屈しない姿が報道されたことによって、世間から’ボストン ストロング’というヒーローとして注目を集めてゆく。
母親は自分の息子がヒーローとなったことが誇らしく、どんどんマスコミの取材やインタビューを受けることをジェフにすすめる。
でも、ジェフは・・・術後の痛み、日常行為ができないもどかしさ、過酷なリハビリ等で、もう、まともな精神状態でいられなくなっていました。そして・・・どんどんお酒に溺れるように。。。
エリンは、ジェフを支えるため、仕事も辞めて、ジェフと母親が住むところに同居を始めていたんですが、ジェフのそういう姿を目の当たりにして、また、エリンにもある事が起こり、それを告げた時のジェフの反応を見て・・・家を出ていってしまいます。

そうそう、短い場面なんですが、あるバーである客がジェフに「お前、わざとあの事件仕組んだんじゃないのか?誰かお偉い人に頼まれた conspiracy(陰謀)なんだろ?大統領がイラクを攻める理由にできるからさ」というのがあって、ビックリ!!!
この事(バーで言われたこの話)も、実際にあった事なんでしょうか?

そんな中、母親は、ジェフに、爆発現場でジェフを助けてくれたカルロスに会うことを提案。
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カルロスからのある言葉に驚き・・・ジェフは・・・。
この場面のカルロスに泣かされた、泣かされた泣き顔
これから父親になるかもしれない者。以前は父親だったけど、もう、父親でなくなってしまった者。
「君を救うことで、救われたんだ」
2人の想いが交差して・・・それがこちらにも手にとるように伝わってきて・・・。
ジェフとカルロスの場面は、これ以降も、もうちょっと絡みがあっても良かったかも。惜しい。

そして、クライマックスのフェンウェイパークへ野球
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ジェフが自分の存在意義を知り、前向きに、前向きに、生きていける確信を感じられる場面。
これは、もう、感動そのものぴかぴか(新しい) そして、ラストシーンにつながって・・・。

ちょっとだけ物足りない感じがあったのも否めないのですが・・・何人かの脇役男性陣たちがすこぶる泣かせてくれたので、オマケの4つ☆!

余談ですが、ボストンの人気スポーツ事情がわかっていると、より楽しめるかもです。
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