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2018年04月24日21:55

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金正恩「非核化宣言」その意図は 安倍政権は蚊帳の外か?

世相を斬る あいば達也 2018/4/23


今日は、金正恩ロケットマンの本音を探る、ミステリーゾーンに足を踏み入れ、頭の体操をしてみようと思う。この際言っておくが、安倍政権が、北朝鮮問題に、顔を出せる機会は、徐々に狭まるものと考えておくべきだ。北朝鮮問題6カ国協議の場から、最低でも、日本は排除される可能性が高まっている。ロシアの立場も曖昧になっているが、当面北朝鮮は、金正恩が中国・習近平に会いに行っている同時期に、北朝鮮外相が、ロシア・ラブロフ外相と会談して、仁義を切っているので、ロシアの後ろ盾は残る可能性がある。

国家間協議では、教義の中心国であるプレイヤー(韓国・北朝鮮)が必要とする国が協議に関与することになるので、ロシアを含む、5か国協議の流れは、このままだと、必然的に作られてゆく。現実、日本が、抜けたくないと主張しても、物理的に話し合いが可能か材料を持ち合わせてはいない立場だから、参加していることは、朝鮮半島の非核化、延いては朝鮮半島統一という理念に、何のインセンティブを与える存在の国ではないのだから、存在自体が邪魔である。仮に懸案があるとすれば、日本の一方的要求であり、物理的に要求可能かどうか、不確かな問題の要求となり。平和交渉においては、すべての参加国が、日本不要論を提示する可能性が非常に高い。

安倍政権は、5年以上にわたり、韓国、中国との関係を友好国的な扱いをせず、米国とロシアとの蜜月戦術をとっていたわけだが、ロシア・プーチンの訪日以降、蜜月関係は解消し、北方四島問題などは、一歩の前進もなく、今日に至っている。つまり、プーチンとの関係が冷えつつある状態とみることが出来る。ゆえに、朝鮮半島の非核化で、日本を協議に引き込む魅力はなにもない状態だ。おそらく、北朝鮮は、5か国協議を望み、韓国は4か国協議を望む程度だが、いずれにせよ、日本は省かれる。

日本は蚊帳の外に追い出される腹いせかどうか判らないが、外務省は 「『完全で検証可能かつ不可逆的な核・ミサイル廃棄』に向けた具体的な行動とは到底言えない」と冷ややかだが、米中韓の受けとめは、事実上の前進と云う受けとめが中心だ。おそらく、今後、北朝鮮は、米中韓による制裁緩和で充分と読んでいるので、特別、日本からの緩和を要求して、拉致問題の解決をと騒がれるのを嫌がっているので、日本の対北朝鮮強硬論は、望むところだろう。

小野寺防衛相も「(日本を射程に収める)中・短距離弾道ミサイルの放棄にも、核の放棄にも(今回の発表は)触れていない」と不満を表明しているが、米国の興味は、ICBMの問題が優先なので、中距離短距離ミサイルまで交渉のテーブルに乗せて、交渉を複雑にしないのが筋だ。仮に、米朝会談が実施された場合、取りあえず、トランプ大統領は、一定の成果を持ち帰りたいだろうから、ハードルは下げるのが定石だ。

https://blogs.yahoo.co.jp/panaponnniwa/16262273.html
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