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2018年03月31日00:15

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弥生38句です。

弥生38句です。
守られし婚家の家風飾り雛
目黒川JCJKも花見
日溜りの家族のように暖かく
水祭り水ヨーヨーの手から落ち
ブレザーの胸に花刺す別れかな
胸に花飾り学校帰りかな
啓蟄や園児ら書庫の中通る
緩慢に脚動き出し春の蟻
退却を迂回と呼びし花戦
鷹女忌の愛詠む集ひ花の景
花争い迂回と叫び退却する
口笛を吹く嘯吹うそふきや春の景
露地待合蝸牛の侍る二三頭
独り身の重ね着珈琲を淹れ飲める
梅の枝語る見舞ひの土産かな
守られし婚家の家風武具飾り
親獅子に従う蝶や精の舞
バナナ喰う寅さんの甥泣きながら
花枝垂る芝の庭園雨上がり
雨あがる庭に枝垂るる桜かな
木蓮の花明らかに雨あがる
東右京江戸花の道しるべ
庭先の葉の無き柏雨あがる
烏啼く方紅色の藪椿
木の瘤に濡れ花侍る雨あがり
パリー祭都知事の頬に痣有りて
窯出しの花の大皿雨曝し
雨垂れの隧道(ずいどう)春の声響く
桜咲く義経三升十代目
桜咲くスマホの記念写真かな
書棚から聞こゆ昭和の春の声
春浅き裕一郎に尻取り句
空襲や動かぬ昼の山笑う
江戸桜散り繰り込みし浪花町
江戸桜散りチリジリに浪花町
江戸桜散る堀跡に浪花町
江戸桜嘗て流れし浪速堀
評論を読む世渡りの苺喰う
花並木過ぎ夜のバスは駅へ折る
兄弟の酒酌み交わす花見かな
弛緩せり我腹三味の三の糸

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