恋愛は恋愛、結婚は結婚の価値観ならば気持ちのままにすれば良く、恋愛=結婚の査定と考えているなら止めるべきだが、日本は後者が圧倒的に多い。フランス人に聞いたらまったく違う傾向になると思うが。
結婚のハードルはどんどん上がっているので、恋愛と結婚を切り離さなかった場合、日本人の大半は恋愛しなくなる。それはそれで結構とも言えるが、男女間分断と非協力もセットでついてくる。
ジェンダー間が非協力になると何かと風通しが悪く、頑張った割にものごとが先に進み難い社会になるはず。なのでそもそも頑張らないのが賢いという話にもなる。
近年は不倫ブームだったが、おそらく終息傾向になる。
なぜ不倫が流行ったのかというと、恋愛・結婚のハードルが上ったので、その対象となり得るモテスペック男性が少数に限られてきたため、少数のモテ男性を相対的に多数の女性で取り合う状況になったから。
そのような場になった場合、人口のマスとして多い平均レベル男性はそもそも恋愛・結婚市場に参加していないので、そもそもが存在しない者は評価の対象にならない。
現状の恋愛・結婚市場の参加プレイヤーの男女比は、概ね1対4ぐらいに見える。婚活パーティのアクティブプレイヤー数の男女比は1対5ぐらいらしい。
そういう場においては、場に参加できるだけのスペックがある男性は圧倒的な勝ち組であり、女性をとっかえひっかえで交際して良いし、時間差一夫多妻も可能になる。
少数のモテスペック男性が二股かけたり乗り換え可能な状況で、女性はモテ男性にフラれたら次のモテ男性と交際するので、結果的には浮気や不倫が増える。
女性側の生涯非婚率が20%ぐらいまでだったら、少数のモテスペック男性と多数の遊ばれる女性の構図はそこまで露骨に出ないので、不倫で負け組になるのは運の悪い女性で、私は大丈夫という自信を保てるので不倫ブームは続行になる。
しかし女性側の生涯非婚率が30%を超えるぐらいになってくると、モテ男性に遊ばれて損する女性や、せっかく勝ち抜いて結婚に辿りついたのに不倫で丸損になる女性の割合が高まってくるので、不倫ブームが続くと女性全般にとって損になる。
つまり女性にとって恋愛・結婚がリスク高くコスパ悪い場になってきたということ。
結婚のハードルはどんどん上がっているので、ハードルを越えるスペックがある男性は世代人口の2割いるかどうかだろう。
5人に1人いるかどうかのモテスペック男性と交際し結婚までこぎつけるには、女性側も高いスペックを維持しないといけないし、スペックを高める努力をしたにも関わらず競争で負ける確率が高い場になってしまっている。つまりリスク高くコスパ悪い。
スペック査定のハードルを上げ過ぎたので、平均レベルのカタギの日本人にとって、結婚はもう終わった制度になりつつある。
そして日本人は恋愛は恋愛、結婚は結婚とはせず、恋愛=結婚前査定プロセスなので、非婚化したら恋愛もオワコンになる。
もはや「結婚できない相手」との恋愛は、やめたほうがいい? というレベルではなく、そもそも恋愛が結婚獲得プロセスとしてリスク高くコスパ悪くオワコンなので、条件の良い結婚を目指すならば恋愛しているようではダメだということ。
条件の良い結婚を目指すならば、お見合いに徹するか、自身が真のハイキャリアになるしかないと思う。恋愛を結婚の手段にすると、遊び上手なダメンズに引っかかる確率が高くなるはず。
条件の良い結婚をしたいのか、相性の良い相手と人生のひと時を共有したいのか、目的を明確にするべきだろう。その選択権は女性側にある。権利があるということは義務もより多くかかってくる。
「結婚できない相手」との恋愛は、やめたほうがいい?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=5035738
ログインしてコメントを確認・投稿する