1/25(木) 新国立劇場 中劇場へ行ってきました。
いのうえひでのりさんが演出で、豪華なメンバーでの上演。
堤真一、宮沢りえ、池田成志、小池栄子、市川猿弥、立石涼子、小野武彦、銀粉蝶 ほか
いやぁ〜何が一番印象的って、赤い沢山の風車が回ってる舞台装置に尽きるかな?
私、近松心中物語を、まともに読んでないから、
「こんなお話だったんだ…」と思いながら見てました。
そして、いのうえひでのりさんだからか、思っていた以上に笑いが多くて、驚いた。
もっとも、それがあるからこそ、より悲恋が濃くなるんだけどね。
忠兵衛(堤)と梅川(宮沢)、与兵衛(池田)とお亀(小池)の二組がたどり着いた先は、
なんとも、哀れで、救いがなくて、痛々しい。
思いを成就したといえば、したのかもしれないから、幸せなのか…
でも、だた一人生きていく与兵衛は、ある種生き地獄なのかもしれない。
市川猿弥さんが、ポイントで出てくるのですが、存在感があって…
男の嫉妬がなせるいやらしさというか…
池田さんと小池さんは、もう本当に面白くて、笑いっぱなし。
顔芸大会かと思うくらい
一方、堤さんと宮沢さんは、なんかこう正統派の悲恋の2人いった風情でした。
見終わった後は、重くてどんよりした感情を、寒空の中持って帰るという感じ。
元気な時じゃないと、こっちまでテンションが下がりますね
公式HPは、こちら…
https://news.chikamatsu-stage.com/
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