mixiユーザー(id:7522789)

2017年11月05日10:55

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この記事は、恋愛はコスパ悪いからやらない方が利口と示唆しているのか?

20世紀はこの手のネタはアルアルでウケるネタだったが、今だとどちらの性別も若者はドン退きだろう、まだそんなことやってるの? という感じで。

これだけ悲惨なエピソードを並べて、リスク回避傾向が強くてコスパ重視な今の若者がアルアルで喜ぶのかというと、まずそれはない。

恋愛でアゲアゲになりましたとか、ボロボロになりましたとか、恥かきましたとかのエピソードは、もはやバブル時代の豪遊伝説のような扱いになってきていて化石化している。



人間やはり、投入したコストに見合うリターンは欲しいし、価値があるものであっても極端にリスクが高いことには手を出せない。

恋愛はその先に結婚を見据えている。特にNoミスでレールから外れないことを重視する日本人にとっては、恋は恋だと割り切って楽しめる人は少数派。

永年雇用年功序列が崩れて、男性側が失業や収入低下する確率が上った現状、結婚対象として十分な安定収入を保証できる男性は減った。

また、女性の平均収入が上ったため、無意識のうちに自分より収入が低い男性は足切りする傾向があるので、単純に計算すると適齢期男性の半数ぐらいは恋愛市場に参加する資格がない。



恋愛と結婚をセットで考えた場合、女性から見て十分なリターンを得られる男性の数が20世紀と比べて半減以下になっているので、女性にとって恋愛はリターンが不十分になった。

男性側からすると、20世紀と同じレベルで女性に奢ったり扶養しても、収入レベルが上がった女性からするとそれでは不十分なので、20世紀に比べて大きく投資しないと恋愛が成立しなくなってきているので、男性側の収入が伸びたわけではないからそんな投資拡大は不可能ということになる。

つまり女性から見てリターン半減、付き合ってみたら条件不良のリスク増大。

男性から見てコスト倍増。付き合ってみたら条件であっさり切られるリスク増大。

20世紀とは前提条件が根本的に違う。



女性の平均収入が上った現状、20世紀に常識だった主婦型結婚(男性が女性を扶養する形式)を止めにしないと、恋愛市場に参加できる有資格男性は、世代人口の2割ぐらいしかいなくなってしまう。

コストとリスク、言い換えると扶養と責任は男性が負担し、その代わり養われている女性は不満があっても呑み込んで尽すのが20世紀型結婚だったが、その形式はもう崩れてしまったので、結婚の前段としてある恋愛も20世紀の常識はオワコンになっている。

マスコミにしろ行政にしろ、20世紀の常識をベースに恋愛消費や出産を奨励していても効果は薄く、企業は業績が傾くし、行政は税金の無駄遣いになる。

20世紀型恋愛・結婚はもうオワコンなのにも関わらず、20世紀と同じネタを提供しているマスコミは、逆説的に恋愛(結婚)はもう止めなさいと言っているのと同じになる。

本来はマスコミがオピニオンリーダーとなって21世紀型の妥当な新しいスタイルを提言して然るべきだが、まだ20世紀型にしがみついているのだから、マスコミは給料分の仕事をしていない。若者の恋愛離れとマスコミ離れはセットで進行するはず。


■交通費請求、待ち伏せ…恋の終わりのゾッとしたエピソード
(TOKYO FM + - 11月04日 11:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=4844342
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