やはり、MIDORIの音はすてきです。
大阪 ザ・シンフォニーホール
シンフォニア会員コンサート
五嶋みどりヴァイオリンリサイタル
ヴァイオリン 五嶋みどり
ピアノ イエバ・ヨコバヴィチューチ
ヒンデミット:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ハ調
ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番イ長調
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番
エネスク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番イ短調「ルーマニアの民族様式で」
アンコール
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番(ヨアヒム編曲)
クライスラー:シンコペーション
ただ、みどりさんの調子は良いとは言えなかったと思う。左手の音程は正確だけれど、らしくない弓が弦に乗り切らないということが結構あり、楽器の鳴りも良くはなかったです。
だから、特に前半のヒンデミットでは曲の鋭角的な魅力が減じていたし、ブラームスではもっと甘く濃厚な表情がでても良いのに、と思わないではなかったですね。
伴奏者も、みどりさんの鳴りに合わせて、少し音を抑えても良いのに、と感じるところも少なくなかったです。
ただ、後半になって持ち直して、シューベルトの初めて聴く曲は、味わい深いもの。エネスクは、ラプソディックな魅力が全開で、これは楽しめました。
でも、MIDORIの音は、やはりMIDORIの音。この音が聞けることは無上のよろこび。前回の記憶とときめきも胸に蘇ってきて、何とも言えなかったです。
また、お会いできる日の来ること、心から願います。これからも、あなたの信じる道を頑張って下さい。応援しています。
ログインしてコメントを確認・投稿する