正確に言うと、シフトドラムが回らないのです。
本来シフトチェンジを行うと、シフトペダル→シフトシャフト→シフトシャフトの爪がセグメント(4〜6)を回してそれをシフトドラム(1)を介してミッションを動かしていくのだけれど、クランクケースを仮組み(きちんと周りのボルトを締めない状態)をした状態で動かすと回るのだけれど、規定トルクで増し締めした状態では、全くびくともしないのです。
仮にシフトドラムが回る状態で組み付けると、当然クランクケースが隙間だらけになってしまうのでOILなんて入るわけが無く・・・。
これは全く分からないので泣きを入れて、素直にバイク屋さんに。
結論なのですが、シフトドラムを支えているベアリング(ドライバーで示している所)がクランクケースの中で動いて動きに干渉を与えていることが判明。
ベアリングそのもののパーツはあるのだけれど、クランクケース側が所謂ガバガバになっているのでこのままの使用は不可能、という事で部品取りにしているエンジンから右側のクランクケースを取り出して組み付けることに。
結果としてスムーズに回ったのですが、この後さらに深い落とし穴があることに全く気が付いていない私であった。
続きます。
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