元ゼネコン一級建築士で長野市役所の技官として採用された建築確認主事さんとサウナで。
今はもう棟梁や大工ってほとんどいないのですよ!と。
どういうことか詳しく聞いてみました。
棟梁は十 大工は九。ところが今は大六、大七が限度と。
近くでハウスメーカーの家が分譲で次々出来ていますが、1週間で完成
工場で作られた壁をパチンパチンとホチキスの化け物で柱にくっつければ終わり。
うちは在来工法ながら、木材はプレカット材といって、材木工場で必要な加工は済まされて来ますので、それを基礎なり、柱と梁をくっつけるだけ。
昔の棟梁は木の目を読んで、5年後、10年後、20年後の木の伸び縮み、曲がりを予測しながら、家に狂いが出ないように柱の方向や組み合わせを選んだのだとか。
こういうことは本や学校で習うことではなく、棟梁から大工が目で盗むこととされていたそうです。
今残る本当の大工は宮大工だけで、宮大工は一般住宅は手がけないのだとか。
知っている人が宮大工に数寄屋造りで家を作らせましたが、上物だけで8千万円だったそうです。
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