たくさんありすぎて難しいが、地元びいきをなくして最高の試合と言うのなら、石田文樹の取手二高とPL学園の桑田真澄との投げ合いですね。
当時のPL学園のライバルとして、関東では右腕石田文樹の取手二高と、左腕山本正幸の法政二高があげられましたが、どちらも3年生になり絶不調、山本正幸はついに調子を取り戻すことができませんでした。
石田文樹も調子が悪かったのですが、予選の決勝に向け調子を上げ甲子園で本調子に戻り、打線も神がかり的な復活をとげ、好投手を粉砕し続け決勝に進みました。
結果は取手二高の勝利、国体でもPL学園に勝ったのでまぐれではありませんでした。
あの試合の特色は両チームのチームカラーの差です。
PL学園は野球エリートを集めた私学の野球名門校、取手二高は県立であり多少選手集めはしていても私学ほどではありませんでした。
県立高校が私学の野球エリート校を倒すレベルに達することができる、それが驚きでした。
PL学園の選手は「仕事で野球をしている」雰囲気がありましたが、取手二高「アマチュア野球に徹する」という雰囲気でした。
アマチュアリズムが勝利したように感じました。
実際、もう故人となった石田文樹投手は「チームのために投げる」投手であり、「自分のために投げる」ことができない人でした。
石田文樹投手はベイスターズで名バッティング投手となり、チームを日本一に導きました。
形は違えど、所属した高校、プロ野球のチームが両方とも日本一となった。
そういう人っているのだなと思います。
■甲子園歴代ベストゲームは? 投票ランキングを発表
(朝日新聞デジタル - 08月21日 19:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4727128
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