先週は川崎大師で風鈴市が催されていまして、最終日の昨日に私もちょっと見てきました。
いちおう川崎大師のイベントとしては初詣に次ぐ規模らしいのですけど、初詣がすごすぎて、風鈴市はいつもより人出が多いかなといったところでしょうか。
このイベントは去年も横目に眺めた感じなのですが、密集形式の昨年から、今年はゆったりしたレイアウトに変わっており、個人的に風鈴には興味がわかないままだったのですけど、見ないままなのもと思ったので中に足を踏み入れてみました。
でもって、実際に見てみると、意外とおもしろかったです。
壊れたりして使わなくなった風鈴を回収しているところがありまして、ここが素材で金属・ガラス・陶磁器・その他に分けていますけれど、実は風鈴って素材の違いでけっこう別物でして、さらに各地ごとの形や文様の違いをずらりと並べてみると、なかなかに壮観で見応えがありました。
値段も1000円ちょっとから、プラチナ製7万円超のものであって、どの価格帯のものもけっこう売れていて、それがまた驚きです。いるか、風鈴? いやいや、そんなことを言ってはいかんですが。
冷たい飲み物のサーブがあり、私が行ったときはちょうど休憩中でしたけど、猿回しも来ていました。去年はなかったような気がするので、けっこう力を入れて盛り上げようとしているみたいです。
相変わらず露店は盛況で、おっちゃんたちは酔いのまわった赤ら顔でメートルをあげているし、世はなべてこともなしです。
あと、開創890年という微妙な区切りの記念事業、日本百観音霊場お砂踏み参拝所も完成していました。西国三十三カ所、坂東三十三カ所、秩父三十四カ所、あわせて百カ所をここだけでまわれるという、第一次大戦直後のドイツとかジンバブエドルを彷彿とさせるインフレ・ポイントです。境内には他に四国八十八カ所をいっぺんにまわれるところもありますから、ここにさえ来ればいろいろ捗るわけですけど、実際問題として行きたくても行けない人もいるし、本当に行ったところでなにがあるかといえば当人の心がけ次第なわけですから、これはこれでありなのでしょう。
この工事のために通行不可だった池の橋も渡れるようになったいました。
来年もまた見に来てみようかと思いました。
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