mixiユーザー(id:12410478)

2017年06月15日09:52

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外国人学生の日本語指導は、中学高校には任せられない。

私も、予備校で日本語が不自由な、中國人や韓国朝鮮人を受け持ったことがあります。
1人(国公立医学部を目指していた女性。医学部はダメだったが、センター国語は75%の得点をしました。下手な日本人より優秀です)を除き、後は、パッとしません。
朝鮮学校の生徒などは、そもそも日本語が不自由ではないので、この話から除外します。

その理由は、

1 家庭で日本語を話さないということ。

在日韓国朝鮮人の場合、在日三世、四世は、親が日本語を話しますから、不自由ではありませんし、学校での日本語教育も比較的まともだと思います。きっと、質問を受けただけで、名前を聞いていなかったけれども、金本赫顕君や木本明姫さんという名前で、こちらが日本人だと思い込んでいる在日の子もいるでしょうね。ところが、今は、戦後どころか最近になって親御さんと来日したという人が多い時代です。そうなると上達しようがありません。

2 日本語を直してくれる場がないこと。

「私、上海、来た。大学、行きたい」でも、通じてしまいます。だから、普通の高校に通って、いくらいい友達ができても、上達しません。もちろん、この子は日本語ができているとは、とてもじゃないがいえません。
「私は上海へ来た」「私は上海から来た」
「大学へ行きたい」「大学は行きたい」
は、全然意味が違うからです。
これでは、日本人ですら大概はマスターできない古文など、夢のまた夢です。
話を聞くと、周りの日本人の友人は、彼女のブロークンな日本語を好意的に進んで理解しようとしているようです。
これが、日本の初等中等教育のいいところ。彼女の友人たちは、日本語も大学入試も素人ですから、当然、思いやりからそうするでしょうね。

3 学校行事などに縛られること。

私のところに来た外国人は、大手予備校に通わせるくらいですから、裕福なご家庭です。しかし、裕福でないとしたら、朝から晩まで、学校にいて、その上部活までやらされ、他の環境に触れる機会がないのですから、日本語が上手になれという方が、無理です。

結局、学校と別の機関で教育するしかないと思います。



■日本語指導必要な子、過去最多 外国籍・日本国籍とも
(朝日新聞デジタル - 06月14日 07:37)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4619518
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