mixiユーザー(id:34254)

2017年02月08日10:33

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「我が輩は猫である」か。

今も昔も迷亭君は人を苛つかせる天才だし、寒月君はキモイですが、当時の時事をリアルタイムで見聞していた読者こそニヤニヤと楽しく読んだのだろうなと想像できる部分も多いです。

それよりふと気になったのは、「我が輩は猫である」って、題名長いなー、と。
文ですよ。主語述語揃ってますよ。
今でこそ普通に思えますが、昔の小説の題名って、単語!というイメージがあります。
「坊っちゃん」しかり。「こころ」「門」「草枕」「明暗」「三四郎」…森鴎外だと「舞姫」「山椒大夫」とか、樋口一葉なら「たけくらべ」「にごりえ」「大つごもり」…、必ずというわけではないかも知れませんが、だいたいこうじゃないですか?
じゃあ「我が輩」とか「猫」でよかったかと言ったら、この小説の題名はやはり「我が輩は猫である」以外ないとは思いますが、題名の時点でけっこう当時の人目を引いたのではないかなぁと、ちょっと思ったのでした。
ちなみに息子は、この猫が「まだない」という名前だと思っていたと言いますが、素だかネタだかは分かりません。
「虞美人草」は11位か…ふーむ。

漱石で思い出した。
なぜか講演録「私の個人主義」って、わりと薄い本がうちにあるんですが、なんだこれは…うーん、多分高校の現国だな。あのフカフカした先生に言われて買ったんだな。


大人が読みたい漱石作品2位は『坊っちゃん』。1位は?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=29&from=diary&id=4420522
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