mixiユーザー(id:512618)

2017年01月08日12:58

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時に、二口女は別嬪さんである

二口女は、昔話の食わず女房の妖怪ですね。
食わないよーと言って、飯食わず働く女房がほしいとか言う、今でいう膿家脳の男とが
村人にも領主にも庄屋にも殿様にも諫められても考えを改めずひたすら他人に対価を
払わずに生きていくことを考え、女房すらその要求と言う事で、批判される村八分寸前の
ドケチ業突く張り強欲無比の男が、ある時器量よしの別嬪が、飯いらないから嫁になる!
と言って、ひどい目に逢う話。

一言に二口女と言いましても、江戸時代に奇談を集めた本では先妻の子を殺した後妻が
妖怪化したりとバージョンは多数ですが食わず女房系の二口女に変化するとこれは基本は
膿家脳男を成敗する話。

似たようなのは今昔物語時代のにもあったかなー?

んで、このほかにも賢妻がダメ亭主を立ち直らせる話とかね。

で、本題。
この様な女性が、ある程度守られるまたは優秀であると言う話が頻出するのは
結構日本だけで、それこそ西欧で探してもなかなか出てこない。

出てこないと言うか、キリスト教が大教会主義になってから消されてるのね。
親指姫の原型にフランスの昔話はこの手の平サイズのお姫様が王子の知恵袋として
活躍する話があるんですよね。

戦でw

なので、キリスト教が大教会主義になる前は女性はある程度優遇されていた訳でして
当然だけれど、キリスト教が教会主義と解離した日本ではその思想は広まらなかった。
だから、江戸時代でも女性が起業できたし一代限りで女性当主も存在した。

この一代限りと言うので女性差別だ!と騒ぐ人もいるんだけれどこの一代限りてのは
他の親族を守るためだったりするのな。
女性側親族だけでなく男性側親族もおるんだけれど、後妻ならぬ後夫とでもいうべき
後添えさんをもらう場合、相手が当主ならばその親戚縁者になれるんだけれども、
実際になったら、その亡夫の先代当主の親族を排除する輩もおるんですな。

そうなると血筋ってのもあるけれどお家の断絶に等しいてのがあって。
これを指して差別と言うなかれ。
なぜなら、その血筋が当主足りえる事で宗教的儀式の大事な役割を持つ
または政治的さらには、金銭的な問題等々を起こさずに維持できると言う
そんなメリットがあった時代なのですね。

だから、一代限りの女性当主は存在し、その後添えが来ても一代限り。
家系乗っ取りとか、そんな事をさせない為の知恵だったんですね。


まあ、他にも色々あるんですが、



で、ここから本音。
二口女って、別嬪の器量よしじゃん?
つまり美人だよ、超美人だよ!
だから最初から二口女でーす!とカミングアウトの後、交際、結婚の流れなら
俺結構うまくいきそうな気がするんだ!!!
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