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2016年12月30日15:01

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「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」<「傷口やのどなどから血液中に入り込み、劇症型」になぞが>?<近年増えているのは、温暖化により細菌が繁殖しやすい環境になっているためとも

感染症を引き起こすおもな病原体は、ウイルス、細菌、真菌(カビ)です。 これら目に見えない病原体 ウイルス、細菌、真菌(カビ)には、どのような違いがあるのでしょう。
https://www.seirogan.co.jp/fun/infection-control/infection/dengerous_pathogen.html



溶連菌とは

溶連菌は、溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)の略で、細菌学的な分類法によって付けられた名称です。血液中で赤血球を破壊するストレプトリジン0という毒素をつくる細菌で、溶血性という名前のとおり、血液を混ぜた培地の上で培養すると血液を溶かす溶血反応を示します。また、丸い玉が連なって増殖するという性質があることから、連鎖球菌と呼ぶようになったと言います。

溶連菌にはα溶血とβ溶血をする2種類があり、人に感染症を起こす性質があるのはβ溶血A群・B群・C群・G群などです。溶連菌感染症の9割以上は、β溶血A群によるものです。また、一般的に溶連菌感染症として知られているのは、A群溶血性連鎖球菌(A群β溶血性連鎖球菌)が原因の感染症です。

名前だけ見るととても恐ろしい菌のように思えますが、実は意外とありふれた細菌で、体内で共存していくことが可能な場合もあります。このように、溶連菌に感染しても症状が特に起こらないことを不顕性感染と言います。症状はないけれど、のどに溶連菌が存在している小学生は1割ほどいる、との報告もあります。

しかし、今回の劇症型溶連菌感染症は、通称「人食いバクテリア」とも呼ばれる恐ろしい病気です。溶連菌が原因となる病気には

子供がよくかかる溶連菌感染症がありますが、症状や危険性はまったく異なります。劇症型溶連菌感染症の症状と現状について、しっかり把握しておきましょう。

「人食いバクテリア」と呼ばれる劇症型溶連菌感染症とは

劇症型溶連菌感染症を発症すると、腕や脚に痛みが起こります。初期症状は風邪に似ていますが、筋肉や皮膚、内臓などの細胞が壊死されていくのがこの病気の特徴であり、恐ろしいところです。

壊死のスピードは1時間に約2〜3cm。信じられない速さで細胞を破壊し、組織を殺していきます。早い場合には、発症してからたった24時間で死に至ることもあるほどです。これが、劇症型溶連菌感染症が「人食いバクテリア」と恐れられる理由です。

ただし、発症してすぐに抗生物質を投与し、壊死した部分を切除すれば治療できる可能性もあります。

劇症型溶連菌感染症の原因となるのは「A群溶血性連鎖球菌(溶連菌)」で、上気道や肛門が感染経路となります。抗生物質が有効な細菌であることから、現代の先進国においては、この細菌が人間の体に大きな問題を及ぼすことはほとんどないと考えられていました。実際に、この菌が原因となる猩紅熱(しょうこうねつ)やリウマチ熱による死亡率は激減しています。

しかし、1990年代後半から、

   ★どうして?

劇症型溶連菌感染症の発生が先進国でも数多く報告されるようになりました。
これは、年齢に関係なく、健康な人にも突然発症します。そして、前述のような恐ろしい症状が急激に進行し、死に至ることが多いという深刻な病気なのです。

劇症型溶連菌感染症の現状と注意点

日本における最初の感染被害例は、1992年に見られました。それ以降日本では、毎年50〜60件の劇症型溶連菌感染症が報告されており、2015年には過去最多の患者数になっています。この年の劇症型溶連菌感染症の患者数は、8月の時点で291人。この急激な増加の理由は、明らかになっていません。劇症型溶連菌感染症による死亡者は、およそ30%と報告されています。

通常の溶連菌感染症であれば、抗生物質を用いた治療法が確立しており、重大な合併症を防ぐための対策もなされています。同じA群溶血性連鎖球菌であっても、傷口やのどなどから血液中に入り込み、劇症型したときが問題となるのです。ただし、ありふれた溶連菌がどのようにして劇症型になるのかについては、今のところ明らかになっておりません。

   ★ああ、そうか。「傷口やのどなどから血液中に入り込み、劇症型」になぞが秘められているようだ。

感染経路もはっきりしないケースがほとんどですが、






1時間でショック症状に…人食いバクテリア 過去最多のワケ
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2016年12月30日 10:49 産経新聞

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産経新聞


 患者の手足は赤く腫れ、立っていられないほどのめまいと痛みを訴えている。このままでは24時間以内に死に至る恐れがある。原因の病原体は確定されていないが、とにかく処置を始めなければ…。手足の壊死(えし)などの症状が急速に進行し、高い致死率から人食いバクテリアと呼ばれ恐れられる「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者が今年、469人(11日現在)と過去最多を更新した。実際に診療に当たった医師は「だるさ、めまいなど強い全身症状、手足の赤みや痛みがあれば受診してほしい」と話す。(社会部 道丸摩耶)


 ■致死率は3〜4割


 国立感染症研究所によると、平成18年に現在の届け出基準になって以降、劇症型溶血性レンサ球菌感染症の患者の報告は増加傾向だ。23年以降、年間200人前後で推移していたが、昨年は431人となり、今年は450人を上回った。


 増加の原因ははっきりと分からないが、聖路加国際病院の古川恵一内科部長(感染症科)は「高齢化で抵抗力の弱い人、糖尿病などの持病を持つ人が増えていることや地球の温暖化が関係しているのかもしれない」と分析する。


 古川医師によると、溶血性レンサ球菌(溶連菌)の感染は年間を通じて起きているが、特に3〜9月が多いという。近年増えているのは、温暖化により細菌が繁殖しやすい環境になっているためともいわれている。また、保菌者の増加や劇症になりやすいタイプの菌が増えている可能性もあるという。


 溶連菌に感染するとどうなるのか。実は、溶連菌はありふれた菌で、子供の2割くらいは、喉にこの菌を保有しているとされる。体の抵抗力が弱まると扁桃腺炎(へんとうせんえん)になったり、皮膚の小さい傷から感染すると皮膚の深部が炎症を起こす蜂窩織炎(ほうかしきえん)になったりする。


 中でも、突然発症し、急速に症状が進んで数時間以内にショック状態で死亡する恐れがあるのが劇症型溶血性レンサ球菌感染症だ。短時間に細菌が増殖して筋肉や筋膜を壊死させたり、血流に乗って毒素が全身に回り臓器不全を引き起こしたりする。致死率は3〜4割とされる。


 ■壊死した部分を切除


 症例報告や医師への取材から、劇症型溶血性レンサ球菌感染症の患者がたどった経過を再現してみよう。


 まずはアトピー性皮膚炎を患っているが、それ以外は健康な29歳の男性。38・2度の熱で医療機関を受診、インフルエンザの検査は陰性で、抗生物質をもらって帰宅した。ところが、翌日から太腿の付け根が赤くなり痛みが出てきた。熱も40度に上がったため、3日後に再び受診。入院して治療を受けることになった。


 入院したときは意識もはっきりしていたが、1時間後にショック症状を起こし収縮期血圧(上の血圧)は60mmHgにまで低下。心電図にも異常が出て、心臓の筋肉(心筋)に炎症が起きる急性心筋炎も併発していると診断された。原因が溶連菌と判明したのは入院3日目。足の付け根の赤みはどんどん広がり、壊死した部分を切除。徐々に回復したが、入院生活は34日間に及んだ。


 次は息切れを訴えて救急外来を受診した66歳の女性。受診時は発熱のほか、腹部が2〜3センチほど赤くなっていた。ところが、この赤みが2、3時間後には腹部全体に広がり、赤黒くなった。血圧も一気に低下してショック症状になったため、集中治療室で抗菌薬の投与を始めるとともに、外科医が腹部の壊死した組織を切除した。入院生活はやはり30日以上に及んだ。


 これらの症例に共通するのが、数時間で一気に症状が悪化する点だ。古川医師は「原因菌が明らかになるのを待っている暇はない。すぐに全身管理を行い、強い抗菌薬の投与を始めることが重要だ」と強調する。さらに、「救急科、感染症科、外科、皮膚科など複数の科が協力して診療に当たることが必要となる」と話す。


 ■手洗いなどしっかりと


 では、こうした恐ろしい感染症にならないためにどうすればよいのだろう。厚労省は「基本的には手洗いなどの感染予防対策をしっかり行うこと」を挙げる。劇症型でなくても、溶連菌に感染したら抗菌薬を決められた期間飲み、感染を広げないことも重要だ。


 患者側からすれば、喉の痛みや発熱などの症状だけで病院に行くべきか悩むが、古川医師は「立っていられない、めまいがするなどの症状、手足が赤くはれるなどの症状、だるさなど強い全身症状があったら病院に行くべきだ」とアドバイスする。進行が早く一刻を争うため、複数の科が整った大きな病院の方が対応しやすい。


 「早期に適切な治療を受ければ死亡の恐れは低くなる」と古川医師。「人食いバクテリア」という呼び名は恐ろしいが、早期に治療を受ければ恐れ過ぎることはない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=133&from=diary&id=4365195
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