mixiユーザー(id:4541837)

2016年12月12日09:01

550 view

YOUは何しに日本へ?

ご存じのかたがおられるだろうか。
本日月曜日、夜6:55からの、テレビ東京の「YOUは何しに日本へ?」という番組が、抜群に愉しい。
この番組の内容は、成田空港にレポーターが行き、海外から到着した旅行客に、「YOUは何しに日本へ?と訊ね、もしオッケーが得られたら、その目的地まで同行していくというだけのものだ。
それが、それだけの内容なのに、信じられぬくらい興味深い。
私が、カミさんに勧められて観出してから、約一年くらいだろうか。
その私の記憶にすぐ浮かぶものをランダムに思い出してみても、下記のようなものがあった。

・30年前だか40年前のペンフレンドの女性をオーストラリアから金沢にいきなり訪ねてきた初老の男性と、成田で知り合ったというホンコンの若者
・大のゲーム好きで、アーケードゲームの古い生き残りをマニア的に探訪しているドイツ人の古ゲームマニア
・けん玉世界大会へのカナダだったからの出場者
・広島お好み焼きが大好きで、どうしても一度行ってみたいというトルコの青年
・博多で働いていて、10年ぶりだかに南米の母親の家に帰国するのに、チケットを忘れたかフライトを間違えたかで乗りそびれたアルゼンチンの青年
・将棋のアマチュア大会に出るのが夢だった北欧だったかの青年
・本格の日本料理をプロの指導について三か月だったか専用の宿舎に泊まり込みでまなぶ和食板前養成コースへの、フランスや米国人の生徒
・雪景色を見たいというオーストラリア人家族の夢を関東で何と叶えてあげたいという話
・自転車の旅で北海道の北端までたどり着きたいとの目的のイギリスの青年
・日本人の妻を持つオーストラリア人なのだが、北海道に自力でペンションを建てるため、休暇ごとに日本にやってきて、購入した北海道の山間部の土地に少しずつ建てている青年
・etc、―。

あとは忘れたが、この番組を観ていると、現在の日本という国には、とにかくこんなに信じられぬくらい多様な各国から、じつに思い思いの目的を持ったいろんな人たちが押し寄せているのだな、と感心する。
上記のようないろんな目的を持った老若男女の人たちが、文字通り世界じゅうからやってきている。
百聞は一見にしかずだ。
それは少なくとも、日本という国、その社会が持っている魅力、魅惑の豊かさを示して余りある。
何しろ、そういうものに実際に触れるためにだけ、わざわざ長い距離と時間のフライトをものともせず、飛んできてしまうのだ。
それは、なかなか大したことではないか。
そしてこういう遠方の国の見知らのものを目の当たりにし、惹きつけられるのに、ネットの威力というものは恐るべしだな、と改めて、思わされる。
もう何年これを続けているのか知らないが、この番組は、製作コストと視聴率との対比で、相当優秀な成績を挙げていると思う。実際に空港に行って何組もの海外旅行客に声をかけてみて、空振り続きの日もけっこうあるのだとは思うが。
企画の勝利、というべき番組である。

32 23

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する