■山行概要
◆【北アルプス】
蝶槍(2664m)⇒蝶ヶ岳(2677m)⇒長塀山(2565m)
◆2016/9/21(水)〜2016/9/25(日)、山行の全日程ほとんど雨(ちょっとだけ曇り)、
全備重量16.0kg
◆日程は夜行バス含む4泊5日だが、山自体は山小屋泊の2泊3日、
蝶ヶ岳までの所要時間8:50(コースタイム6:30)、累積標高差1211m、
歩行距離ループで約27km
◆1日目
10:30/新宿(都庁地下大型車駐車場)集合⇒10:45/受付開始⇒
23:00/毎日あるぺん号(夜行バス/上高地バスターミナル行き)出発
蝶ヶ岳に行ってきました。
何それ。
いやもう、ホントね。どうしてこうなった？
本当は「穂高縦走に行ってきた」のはずだったのに。
百歩譲っても「奥穂高岳に登ってきた」のはずだったのに。
千歩譲っても「涸沢に行ってきた」くらいは言いたかったのに。
雨のせいです、雨の。台風16号と秋雨前線の停滞。コノヤロー！
ってな感じでいつも通り前振りが長いです〜！それでは。。
【前説】
直近の日記で何度か書いてますが、今年の9月は後半の飛び石連休を使って穂高岳の縦走をする予定でした。
昨年の滑落重傷遭難未遂事故がなければ、同じくその9月にうけもち登山部顧問のガイドのもと、涸沢から南陵で北穂高岳に登り、涸沢岳・奥穂高岳、吊尾根から前穂、岳沢経由で上高地に戻るという、3000m峰のピークを4つ踏む縦走に行く予定だったのです。
でもリハビリ中の自分がこんな高難易度の山行に参加できるはずもなく、当然見送りに・・・。
で、今年是非に！と思って色々と計画を練るが、やはり高難易度エリアなので経験者に連れて行ってもらいたい。でもだーたかさんは「あんな恐ろしい場所、金輪際二度と行かねえ！」だし、同じルートだとHGさんもOG原さんも「北穂高岳・涸沢岳間は命がいくつあっても足りないので、二度と行かない！」と断固拒否。ただ、二人ともザイテングラートからの奥穂は未踏破なのと、前回の山行では前穂ピストンを見送ったため、この二つを満たすのであれば一緒に行く、ってことで3人パーティーが確定。今回は涸沢からザイテングラートで白出のコルに上がり涸沢岳をピストン。そのあと奥穂高岳を踏んで吊尾根から紀美子平に出て前穂をピストン。岳沢経由で上高地に戻るという、昨年のルートからちょうど北穂／涸沢間を抜いた感じの縦走ルートを設定しました。
なお、毎回北アルプス山行は夜行バスで行くのが通例でしたが、やはり平日仕事終わってから一回帰宅してまた出直して、しかもバスの中では大して寝られない、のはキツイよね。ってことで今回は朝発のバスにしようぜ！と目論んでおったのですが、結局バスが予約できず、前日からの夜行となってしまいました。それでも今回は少しでも時間に余裕を持たせるため、竹橋ではなく出発を新宿に変更。出発時間が40分遅くなるので余裕はあるが、通例の部室集合＆飲んでからみんなに見送ってもらって竹橋に移動する、がなくなってしまいちと残念。
8月中旬には涸沢ヒュッテと穂高岳山荘を予約して最終日(予備日)の松本のホテルも確保、帰りのあずさの切符も取って準備は万端！
ところが！
8月下旬から毎週のように台風がやって来る！まあいいですよ、前半は。どんどん降って下さい。そしてさっさと秋晴れを連れてきて下さいな。それにしてもホント、毎週の様に雨！雨！雨！山行日程の前の週の三連休、ここも雨でした。予定しないでよかった。んですが、この辺りから秋雨前線が停滞。予報ではちょうど台風16号が通過して台風一過の秋晴れに山行となる予定だったのに、予報は週末までずっと雨なのです。
もうね、一体一日何回天気予報を見たことか。ちなみに普通の天気予報じゃなくて「てんきとくらす」とか「Mountain Forecast」とかそっち系ね。ただ悲しいかな、ある程度山を続けてるとまあ普通、天気図くらい読めるようになりますよね。で、天気図が読めれば雨の時は晴れを祈っても雨なんですよ。子供の頃、遠足の前日に晴れを願った経験は誰でもあると思いますが、願おうと願うまいと、晴れる時は晴れるし雨の時は雨なんだよね・・・。
ちなみに今回のバスは例年通り「毎日アルペン号」。夜行バスだけど旅行企画なので数日前からキャンセル料が発生してしまう。それもあって今年は普通の長距離バスである「さわやか信州号」を予約したかったんだけど、既に予約がいっぱいで取れなかった。それにこのタイミングだと最終日の松本のホテルもキャンセル料が発生してしまう。日数の長い企画はこれが毎回ネックなんよね。
ってことで取り合えず上高地までは行ってみよう、と決行することに。まあスーパー晴れ男のHGさんとOG原さんがいるしね、何とかなるんでね？と。2年前の「槍ヶ岳の奇跡」の再来を信じてLet's GO！
【1日目】
そんなこんなでついに出発の日がやってきました。予報だと初日の午前中は何とか曇りを維持ですが、そこからはずっと雨。松本で一泊して帰ってくるどうでもいい最終日だけ、晴れの予報。いつもは部室に集合して一杯やってからバス乗り場に向かうのですが、今回は出発場所を新宿に変更、出発時間も40分後ろになるため若干の余裕があります。が、都庁近辺で迷子になってしまって結局受付開始時間ギリギリの到着になるという。何事も余裕を見て行動しないとダメですな。
しかし困ったのはバス乗り場近辺にコンビニも自販機も何もなく、トイレもない。これは誤算だった。うん、かなり誤算。仕方ないので途中の最初の休憩場所である談合坂までは色々我慢することに。でも今回のバス、シートにコンセントが付いているのは良！移動中にスマホもiQOSも満タンに出来る。そして今回は上高地のバスターミナルまで直行というのがうれしい。2年前に槍ヶ岳に行った時は平湯乗り換えだったので、乗り継ぎの待ち時間が猛烈に寒かった記憶がある。2回目の休憩の諏訪SAでは下車せず、少しでも睡眠時間を稼ぐ。で、予定通り早朝5:20。上高地のバスターミナルに到着です。
その�△紡海�・・・。
■写真解説
�＿脇原兇醗汗遏０汗遒榔�で増水して確かに河原が水の下になっているんだけど、どうですか、この色。この青。増水しても濁流にならず水量が増えるだけという。
�□�の写真の反対側、笠ヶ岳方面の空を見る。この時はまだ青空が見えてて、「しばらく天気は何とかなるんじゃね？」って淡い期待を持たせてくれました。
��が、速攻雨です。横尾山荘に着く頃にはもうこんな感じ。トホホ...。
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