mixiユーザー(id:7024298)

2016年08月13日02:11

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ル・シネマ2

彼のもうこれ以上無いほどかっちょええ渾身のブレリア、RIO DE LA MIEL・・・、あらゆるソースを素に音を採り始めて3週間、その一音一音が採れる度にその偉大さと緻密さと執念が伝わってくるのが、めちゃくちゃ楽しくなってきて、、、2分40秒付近(全5分10秒)まで音が定まった今日この頃、、、、パコの映画行かないの?おわっちゃうよ・・・と言われる。。もう20?いやもしかしたら25年?以上映画館に行っていない。だが、、やはり見たいと思った5分後には、ヤフオクで特別鑑賞券880円をポチっとしていた。渋谷区ホームページで駐輪場と即時撤去地域を確認、松濤周辺裏道も確認し、アレィ姫(自転車)にまたがり、酷暑つづきだったここ最近にしては涼しい金曜昼過ぎ、片道35kmの映画鑑賞サイクリングにでかける。1995年頃?パコ・デ・ルシア・セクステットを生で見に来て以来のBUNKAMURAに到着し、、事前に調べた第10候補までの座席番号メモを見せながら希望を伝え、指定席を確定するとき、第4候補のD6なら前の3列すべてと両隣一切人いませんよ・・といわれ迷わずそれお願いします。指定席券確保後、一旦アレィ姫を確認、7−11でリプトンレモンティ1Lを購入し、往路で空になったボトル2本を満たしてトイレ個室でメンズ8x4をしゅーしゅー振り撒き散らしながら生着替え、パコ様の映画をじっと待つ。前から4列目のD列で自分以外、右2つ隣の席のおばはんのみだが、このおばはん蓋付飲み物以外飲食禁止なのになんか食っていたので、一言いってやろうかと思ったが、本編はじまったら静かになった。当たり前だ・・・神の降臨だ・・・。前三列完全空席、スクリーン四隅まで自分の前に遮るものは何もないセンター位置・・しかも真っ暗・・・・完全に浸りきった。。。2日も3日もかかって、彼の難解な、、それでいてあり得ないほどかっちょよく後年さらに聴きやすくなったブレリアの一音一音が採れる度にうぉーーーーパコ・かっちょえーーとのたうち回る自分にはもうたまらない映画であった。。。冒頭の曲がまさにRIO DE LA MIEL・・・・・
この夏、唯一、最大の一大イベントだった。。。
彼に人生変えられてしまった気もするが、一度しかない充実した時間を溢れんばかりに貰った。。一音とるのにどれほど針なしアナログ時計型フラメンココンパスウオッチとにらめっこしてきたかわからん。。3拍5日とか、、5拍10日はざらだ・・だが、、譜面をいい加減にせかされるように読んで先生に駄目だしされながらコンパスもいい加減なブレリアを指に覚えこませていた学生時代とはちがって、一音一音納得いくまで、倍速に落として繰り返し聴き続けられる便利な時代。。納得行くまでじっくり最後まで神の紡いだ音を採ろう・・・採って弾いているだけで神に近づける錯覚に陥る至福・・・・


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