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中国で、三十年以上宣教活動を続けたアメリカ人牧師アーサー・スミスは、その生涯の布教活動の中で中国人の性格を『支那人の性格』という本に記しました。
この中で、中国社会でいくら探しても、ついに「良心」を見つけることができなかったと述べています。その理由を研究し、儒教という外的な倫理強制によって、人間にあるべき「良心」が奪われたからだろうと分析しています。儒教国家の人間には独善と偽善しか育たないという結論です。
私は、この『支那人の性格』を知り今まで私が感じていた中国、朝鮮人の行動の違和感を儒教による弊害と考えていましたが、この説が正しかったことを実感しました。儒教という一見は良識を説くように見える宗教は実は内向きでは無く外向きの教えであり、自らを律するのではなく相手に強制させる外的な倫理強制の性格を持つ宗教です。
この外的な倫理強制が偽善と独善を産む温床になるのです。日本人は儒教という宗教を勘違いして見ています。日本で紹介された儒教は日本の伝統的な価値観と合わない部分を除かれた日本風にアレンジした儒教であり元々の儒教の教えの中でも日本に抵抗なく取り込める部分だけしか取り入れていない日本風儒教です。
どう考えても日本の伝統的価値観と合わない哲学は儒教を日本に持ち込む時に取り除かれているのです。取り除かれているので本場の儒教の教えを知らず勘違いが生まれるのです。
「忠」は中国や朝鮮では上に立つ支配者の意向を自分の物として考えるという事であり、たとえ国家や支配者が間違いを犯したとしても、その間違いを正すのではなく、間違いを守る為に嘘をついてでも、他人を冤罪にしてでも守るのが中国や朝鮮の「忠」です。
「誠」も中国や朝鮮の儒教は上の言った通りに従う事が誠であり、その命令が如何に理不尽であっても従うのです。
日本に紹介されなかった儒教の大事な思想の中に“避諱”という思想があります。諱は隠すという意味です。“避諱”とは恥となる物事を隠すという意味です。
この“避諱”に「忠」が重なると、過去の恥となる行いを他人のせいにして押し付けて、そして恥を隠すという行動に繫がります。
中国や朝鮮では儒学は学問ではなく宗教です。この宗教観によって行動します。この儒教の行動原理が理解できると慰安婦問題や南京大虐殺の嘘を作り上げる特亜人のメンタリティが理解できます。
『南京大虐殺を告発する』という行動は多くの大都市で、中国人が行っていた行動を日本軍のせいにして隠す“避諱”に「忠」が重なった行動です。
そして慰安婦問題も朝鮮戦争時に行った犯罪を韓国軍を日本軍に置き換えて朝鮮戦争を大東亜戦争に置き換えて隠す“避諱”に「忠」が重なった行動です。どちらも儒教国だからこその行動なのです。
竹島の問題にしろ、尖閣諸島の問題にしろ、中国人も韓国人も自分たちの主張が国際法的根拠など無い事など知っている確信犯です。しかし、国際法より「忠」の方が上なのです。その為に間違っている事を絶対認めないのです。これは宗教なのです。
論語に、中国人の“避諱”とはどのようなものであるかを見事に表している逸話があります。
ある人が孔子に、「私の村にはとても正直な人物がいて、父親が他人の羊を盗んだ時にそれを告発しました」と言った。
孔子は、「その人物を正直とは思いません。父は子のために隠し、子は父のために隠す、これが本当の正直というものです」と答えた〔『論語』「子路第十三」〕。
『春秋』は、孔子が魯国の史官〔歴史を記録する役人〕の文書をもとに編纂した歴史書だといわれています。
『春秋穀梁伝』〔『春秋』の注釈の一つ〕 によれば、孔子は『春秋』を編むに当たり、“尊者の為には恥を諱（かく）し、賢者の為には過（あやまち）を諱し、親者の為には疾（あしきこと）を諱す”という原則を立てたといいます。
現代語に訳すと、「偉大な人物についてはその人物の不面目な事柄は隠し、優れた人物についてはその人物の過失を隠し、自分の血の繋がった親族については欠点を隠す」という考えです。
避諱の本質は、自分以外の誰かのためにその誰かの恥を隠すことです。そして、他の誰かのために隠すとは他の誰かのために嘘をつくということに繋がります。
伝統的な中国の道徳においては、他人を守るために嘘をつくことは非難さるどころか奨励されているのです。息を吐くように嘘をつくのは儒教の教えであり中華の歴史であり宗教として奨励される行動なのです。
この儒教に毒された行動を見てアメリカ人牧師アーサー・スミスはその生涯の布教活動の中で中国人の性格を『支那人の性格』という本で「中国人には良心が無い」と評し、その根源は儒教にあると分析したのです。
息を吐くように嘘をつくと言われる嘘ですが、儒教では非難されるどころか奨励されており、日本とは180°価値観が異なるのです。嘘をつくことに何の罪悪感も無いどころか“避諱”を行う美徳なのです。そしてそれが孔子の教えです。
その儒教の為に特亜ではキリスト教社会で考えられている“良心”という概念が育たないのです。その良心が無い中国人はアーサー・スミスによって100年近く前に指摘されていたのです。
この問題はお互いがお互いを認めることの出来ない大きな根本的な違いになります。日本人からすると嘘をつく中国人は不信感の対象となります。
しかし逆に中華思想から見ると“避諱”を行い過去の恥を隠して相手になすりつけようとしているのに真実を暴いてしまおうとする日本の行動は孔子の教えの通り正直者では無いと思われるからです。
尖閣諸島の問題も、南京大虐殺の問題も中国は確信犯で本当は自分たちが嘘を言っている事を確信しています。しかし、確信していても“避諱”であるから嘘をついてでも日本を悪者にすることは正直者の行動であると解釈しているのです。
これは歴史摩擦というより文化摩擦だと思います。価値観が余りにも違うのです。
再掲
日本に紹介されなかった儒教の大事な思想の中に“避諱”という思想があります。
諱は隠すという意味です。“避諱”とは恥となる物事を隠すという意味です。
この“避諱”に「忠」が重なると、過去の恥となる行いを他人のせいにして押し付けて、
そして恥を隠すという行動に繫がります。
『南京大虐殺を告発する』という行動は、多くの大都市で中国人が行っていた行動を、
日本軍のせいにして隠す“避諱”に「忠」が重なった行動です。
ゆうすけ註:
【避諱＋忠】の解釈は、ブログ主のものであり、内容には賛同するが、、、
本来の「避諱」(ひき)は、字の如く、貴人の諱(いみな)を避ける意。
以下Wikipedia より
避諱の著名な例として、前漢の高祖の諱が「邦」だったために、漢の人々が「中邦」「相邦」を「中国」「相国」と言い換えた例、晋の文帝の諱が「昭」だったために晋の人々が歴史上の人物・王昭君を「王明君」と言い換えた例、清の聖祖康熙帝の諱「玄��」を避け、世人が「玄孫」のことを「元孫」に言い換えた例や紫禁城の「玄武門」を「神武門」に改めた例が挙げられる。
ただし、現王朝の皇帝に関わる厳しい避諱と対照的に、前朝の皇帝の諱を世人が避けることはまずないと考えてよい。そのため、文中に現れている避諱を利用して、ある書物が発行された年代を推定することが可能である。
皇帝でなくても儒教で聖人とされた孔子についても避諱が行われ、諱の「丘」を避けて「邱」に改めた例がある（人名の例では丘長春、地名の例では大邱（テグ））。
清朝が崩壊して以来、諱を避けるべき皇帝が中国には存在しなくなり、少なくとも国中がこぞって特定の文字を避ける必要はなくなった。中華人民共和国時代には毛沢東が神格化されていた時期でも革命歌「東方紅」が普通に歌われていた例があり、習慣としても消滅しているとみられる。
以上、wikiより
避諱は、諱の1字だが、
偏諱(2文字の内、諱の1字のみ避ける)については、日本にも伝わっている。
日本でも、戦前には、ヒロヒト(裕仁)などと口に出して言う者はいなかった。
私が、昔、教えていた昭和生まれの生徒の名前が、良裕(ナガヒロ)という名で、
「良」は、香淳皇后の諱の良子(ながこ)から採っているのが、明らかだった。
私は、この名付け親は、教養があるのか？ないのか？
どちらかと言えば、無いのだろう、と考えた憶えがある。
「近藤昭仁」という大洋ホエールズ(ロッテ)の元監督は、昭和13年生まれで、
昭和8年生まれの当時の皇太子明仁と、音が同じなので、
戦前にこの名前をつけるというのも、なんだか凄いと思った事もある。
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