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2016年06月11日20:39

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五反田観望会/布良 星と漁火

昨夜は五反田文化センターの天体観望会を終えた後館山市布良に行った。


観望会は梅雨時にもかかわらずほぼ快晴に恵まれて、月と火星、最後までねばった10人ほどには木星と土星も見せることができてたいへん喜んでもらえた。 4天体の中ではやはり火星が最も人気がなかった。 五反田の観望会は今年度は今のところ2勝1敗と好成績である。


五反田に出かける前にGPV予報を見ると、観望会が終わってから出かけても月没前に現着できそうな唯一の場所の南房総は夜は灰色(うす曇り)の表示だった。 こちらもよく行く長野県の大峰高原は黒色(快晴)だったが、五反田から大峰高原までは3〜4時間かかるので観望会が終わってから大峰高原に行ったのでは観望時間はわずかになってしまう。 というわけで観望会の後に遠出をするのはあきらめていたのだが、五反田もGPVでは灰色だったにもかかわらず快晴だったので、これなら布良も快晴かもしれないと思い観望会終了後に決心を変えてに布良に行くことにした。 結果は正解だった。

五反田文化センターを出たのは21時ころになったが、五反田から布良までは1時間半ほどで行くことができ、月没時刻(東京)ぴったりの22時58分から観望を始めることができた。 観望を終えたのは26時23分だったので3時間25分の観望だった。

空の状態はたいへん良好で、夏の星雲星団70個、秋の星雲星団8個、X-1Cyg、アルビレオ、火星、土星等を堪能することができた。 透明度だけでなくシーイングも良好だったので、火星と土星は今期初めて好条件で見ることができ、火星はキンメリア人の海、チュレニーの海辺りの模様がよく見え、土星はカシニ空隙がほぼ全周にわたって見えた。

昨夜の布良は漁火と夏の星空のコラボレーションも幻想的な美しさだった。 ちょうど夏の銀河がまっすぐに立ち昇ってその下の絶妙な位置に漁火が来て、昨夜は撮影用具一式が入ったバッグは持って来ていなかったが、標準レンズ付きのデジカメとカメラ三脚はあったので、写真を撮ろうと思い三脚とカメラを出したところで、カメラバックがないのでその中に入れてあるケーブルレリーズもないことに気付いた。 シャッター手押しで撮ろうかどうか迷っているうちに漁火がいい位置からずれてしまったので、結局撮影はあきらめた。 そのかわり心のメモリーカードにしっかりと記録してきた。


布良は房総半島南端なので、透明度が良いときは天頂から南にかけての空はすばらしい。 昨夜の観望の満足度は今年に入ってからの観望の中で最高だった。 五反田の観望会も大成功だったので、昨夜は非常に良い夜だった。


写真は五反田文化センターの屋上から写したクレーンに吊るされる太陽。 太陽が四角いのは絞りの形状のせいか。
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