mixiユーザー(id:3341002)

2016年05月20日03:56

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肝心要のカキクケコ







妖怪セルシオの話しなんですがー
基本的に『内燃機関』なんで同じでしたw
ホイストと人力でエンジン降ろしまして、バラしますが『不具合』って見当たりません。
水路の清掃をしたり、入手出来たメタル類に交換したり、磨いたりする程度です。
ガスケット類は、まだあるみたいですね。
仮に『欠品』ってなっても、自分で起こせばイイだけです。
ウォーターポンプも出たし、オイルストレーナーもあった。

ただ・・・

クランクのフレが『規定値以上』になってたんで、バランス取りを謳ってる業者に片っ端から連絡して某社に引き受けてもらった。
この行動に対しては、色々な意見があった。

「中古パーツ買ったらイイ」
「0、01mmとかでしょ? 大丈夫だよw」
「根気良く新品探したら?」

ってね。
10年計画で修理するなら別だけど、日常のアシにしてるんだから早急に仕上げないとダメだろ?
で、中古部品買ったり規定値以上の数値になってるの『無視』するんじゃ、新品部品組む必要とかナイだろ?
曲がったモノを直してもらうって行為がムダなのか、否か。
俺の発想だと〜


V8エンジンをレブまでブン回すんじゃネェーから不要だよ。


なんですね。
だけどナ、色んな『思い』からキッチリ直したいって言ってんだから、ドーにも出来ないから妥協するなら仕方ないが『ドーにか出来る』ならしましょうよ。
なんつーのかなぁ・・・?
出来る事100%したいっつーの?
「メンドクセェ」とか「ま、いっかw」で仕事されたら、した側、された側が『ドー思う』よ?
生死を彷徨う状態で、出来る限りの事するから『ダメでも納得出来る』んじゃん?
イイ加減な扱いで「ダメだったわー」って言われて「ハイ、ソーですか。」って言えるかっつーの。



で、結果から書くと「基準値以内ですよ? コレ・・・?」って、業者から電話があったとかナントカ。



結局、一般的な『エンジンOH』で終わる。
セルシオのエンジンをバラして思ったんだけど、静粛性を追求した結果の『バランス取り』がスゲェよ。
経験上、ピストンを6個買って重量測ると『±1gの差』とかあるんですが、15万kmから走ったエンジンから取り出したピストンを清掃して計測するとー
8個全てが『同じ重さ』ですよ。
コンロッドは、計測しなかったんですが『多分、同じ事』でしょうね。
初代セルシオが出るまでは、センチュリーがV8搭載でしたが、基本設計って『OHV』なんだもんな。
バブル期に新設計するんだから、トコトン拘った『最高級エンジン』を目指したんだろう。


ってな訳で、細かい作業になります。
エンジンルーム内に無数に走る『素人配線』を全てプロ仕様に直して、劣化してる汎用部品で出来る場所の整備もした。
次に待ってるのが『エアサス』の修理です。
コレも、確実に部品が出ないし、中古で買っても『同じ事』です。
しかも。
V8エンジン整備と同じ『エアサス童貞』ですよ。

バラして初めて知るんですが、エアサスって『ショックは、一般的なブツ』なんだね。
コイルスプリングが風船になっただけなんだと。
なんで観光バスとかトラックみたいな『ショック・サス別』にしないんだろう?


風船に穴開いてエア漏れしてんじゃネェーの?


とか思ってたんですが、違うみたいです。
だって、パンク修理の基本である『洗剤溶液塗布』してもナニも起こりません。
だけどー
サスコンで『車高MAX』にしてクソダサイ姿にしても、半日で地上最低高2cm程度まで落ちます。
実は・・・
『エアサス』と言う機能を整備するのも『初めて』でしてねw
理論こそ判ってますが『机上の空論』だったりします。
アレコレ調べると、エアサスのエア抜けって『弁の劣化』が大きいとかナントカ。

「じゃあ、弁変えたらイイんだろ? 心臓外科手術の練習にもなるなw」

なんて思ってましたが、20世紀の車です。
ASSYでしか出ませんし、新品なんか在庫してる訳がありません。
つまり『ない』です。
そんな訳で、在庫にあるF31セルシオの足回りを見学に行きます。

「20系と全然違うじゃんw」

ソリャ完全に『別物』になったんだから、同じ部品をシレーっと使ってる訳が無かろうにw
日産とかなら「うわw 同じじゃんw」ってなるかも知れんが、トヨタが『ヤル訳ナイ』んだ。

「さぁ、どうしましょ?」

簡単です。
カップ麺食っても高級な料理食っても『出て来るウンコは、臭い』なんだから〜
バラしてみたら『共通部品』ってなってたりするんだよ。
そんな訳で、修理書を見るも。。。

「ASSY記載かよw」

正直、ガキの頃からバイクやクルマをイヂクリ壊してるオッサンの方が、若い整備士よか『詳しい』ってなるわナw
馴染みの解体屋に片っ端から連絡して「F31の足回り、1本でイイからナイかなぁ?」って聞きます。
ありました。
1台分で9000円だったのを値切って1500円で買います。
ついでなんで、F21の足回り一式も買います。
コチラは、12000円しました。
ビタ1文マケてくれなかったです。
戻ってバラして判った事。

「ナントカなるんじゃねぇ?」

細かく書くのメンドクセェーし、書いた所で『ムダ』だろうから割愛しますが〜
向き変えたり取り付け穴の加工とかでナントカなりそうです。
因みに、F21用の足回りは『生き』てましたんで、整備してストックします。



結果。
エア漏れもしないんで『使える』でしょう。
ただ、ナニが違うのかワカリマセンが『車高調整の誤差』ってんですか?
3輪が規定になっても、F31のパーツ組んだ足回りだけ2mm程度『車高高い』ってなります。
走ると均等になるんですが・・・
イイのかな?

後は、ブレーキOHとか駆動系のブッシュとかベアリング交換します。
下品な音を奏でてるマフラーは、サイレンサーをバラして消音効果を上げます。
コレ以外は、俗に言う『チリ合わせ』とかします。
んで、4輪アライメント測定に出します。
なんて言っても、所詮が『スーパーオートバックス』ですw
測定するとー

「恐ろしい事になってますよ?」

だろうなw
各種部品を取り付けて『1G』で帳尻合わせしただけだもん。
最適値にしてくんなまし。



標準車高での足回りセッティングですが、基本が『ダブル・ウィッシュ・ボーン式』なんで〜
車高下げてもキャンバー変化が出ませんからね。
店に戻る時も、サスコンで『−50mm』に設定します。
アライメントがバッチリになったんで、首都高使って帰るんですが「セルシオってスゲェーー!」って思います。
一般的なバネ式だと、例えば純正バネをカットして組むと『バランス悪い』のね。
エアサスだと、風船に入れる空気量をイヂって車高下げるんだけど、センサーで『車体変化』を感知して『水平に保つ』ってするのなw
慣れないと「キモ!」ってなりますが、慣れると「快適じゃんww」ってなるの。
姪っ子ソアラにも、エアサス設定あるんで組んでみたいと思ったね。




始めた時は、ネタになると思ったんですがー
レーシングマシンみたいなクリアランスで組まれたエンジンだと知って驚きました。
変な話。
初期型のセルシオ買ってオーバーホールで100万円使ったとしてもー
ハイオクをリッター4kmで費やす意味が判る。
高速の継ぎ目を越えると『タタンッ!』って音が聞こえると思うが、聞こえないんだ。
ハンドルに『振動』があるんだけどね。
不思議な感じ。



「終わったぞー」



妖怪に言ってキーを渡します。
N氏が「ソコ等1週して来たらイイじゃんw」って言います。
走り出す。
車内で聞いてた排気音よか数倍デカい。

数分で戻った妖怪。
車から降りて言います。


「コレー!」


そうか、良かったな。
多分。。。
このエンジンって『ノーマル』で使えば200万kmとか使えるぞw
今回、勉強になったんで『保守』は、安心しな。




















ホンワカ気分で『セルシオ整備』は、終了です。
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