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2016年04月24日20:10

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イマイチな感じ

今週はのどが痛くなってしまって、週の半ば2日ほど会社を休んでしまった。周りでインフルエンザが流行っているので、一瞬ヤバいかなと思ったが、医者には「カゼです」と断言され、ほっとするやらなんやら。2日間、食事と風呂とトイレの時間以外はほぼ寝続けていたので、一週間が途中でワープしてしまったようにひどく短く感じてしまった。こういうのって得した気分なのか損した気分なんだか、よくわからない。

特に変わったこともなし。もう何度目かの村上さんの「1Q84」を読了。僕の80年代というと、村上春樹とパット・メセニー・グループ、ウェザー・リポートだったかなと古いCDを聞き返してみたり。

そう言えばプリンスも死んでしまったね。特に思い入れのある人ではないけれど、80年代の一時期のプリンスの勢いといったら、マイケル・ジャクソンと人気を完全に二分していた感じだった。村上春樹さんの言葉を借りれば、清潔な疫病のように世界を覆い尽くしていたマイケル・ジャクソンのアンチ・テーゼのごとく、ビッチな雰囲気をまき散らしていたプリンスだけど、音楽的才能という点では彼の方が上という気がしたし、逆に曲作りを他人に任せていた分、マイケルの方が活動のピークの息は長かったと思う。

マイケルも死に、そのライバルだったプリンスも死に、そうなるとやっぱりミック・ジャガーってのはスゲーな、ということになる。真っ先に死にそうな奴が一番生き残っているという、こういうのって人生はわからないね。イメージはともかく本当にクレバーな人だったんだな、ということかな。

今週の映画は「天空の蜂」を(監督:堤幸彦/出演:江口洋介、本木雅弘)を観ました。95年8月8日、自衛隊用の最新大型ヘリコプター「ビッグB」が何者かにより遠隔操作されて動き出し、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止する。犯人は「天空の蜂」と名乗り、国内すべての原発を廃棄するよう要求。従わなければ爆発物が搭載された「ビックB」を原発に墜落させると宣言する…。

よくぞ作ったという感じの映画。流石の東野圭吾原作、邦画にしてはスケールも大きいし、豪華なキャストの熱演もあったし、その割には全然話題にならなかったのは、やはりこの国の原発批判はタブーという風潮の一環なのかな。福島の原発事故以来、一旦日本中でストップされた原発が、なしくずしに再開されようとしている中での今回の熊本での地震。それでも川万の原発は大丈夫って、ちゃんと調べたのかよ?って思う間もなく真っ先にニュースの字幕に出てくるのを見ると、「この国の政治家は、人命よりも電気が大切なんだ」なんて台詞はピッタリな感じがしたな。
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