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2016年01月30日20:38

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死語の世界

先日は自分のくも膜下出血記念日で、危うく彼岸に渡るところだった。そんな中でちょっと気になる死語の世界に「超弩級」がある。『大型』を示す言葉だけど、使われすぎるんじゃない?
ちょっと使用例を探してみるとあっという間に次のような用例が見つかる。Googleで検索させただけでも57万件もヒットした。例に挙げてみる。
 レクサス 超弩級スーパースポーツセダンの「GS F」
 フォステクス、超弩級真空管ヘッドホンアンプ「HP-V8」
 超弩級ハイレゾプレーヤー「AK380 Copper」
この『弩級』の語源って戦艦大きさを示す「ドレッドノート級戦艦(Dreadnoughts)」を省略したもので「ド級」、さらにこれを超える超大型戦艦だから「超ドレッドノート級戦艦」を略して「超ド級」、これを漢字表記して「超弩級」。
アメリカを亜米利加と書いたり、略して米国っていうようなものだ。
しかし、大艦巨砲主義って過去の遺物で、ドレッドノート級戦艦なんてもうない。
現在は戦艦も旗艦という考え方も無いようで、構成としては空母とイージス艦の運用なんじゃないのかと思う(この辺は詳しい人に教えてもらいたいなぁ)
そしてこの日本で超ドレッドノート級戦艦は「超弩級」という表現として生き残ったんじゃないのかと思う。
機関もドレッドノート間のころは蒸気エンジンで、その後レシプロのディーゼルエンジンに、やがてガスタービンから原子力タービンに移っていく。この点からもドレッドノート級というのは時代遅れの感が否めない。そうすると「超弩級」とは『きわめて時代遅れ』の事と解釈してもいいんじゃないのかと思っちゃう。

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