mixiユーザー(id:8397884)

2016年01月01日01:01

271 view

2016年明けましておめでとうございます

 明けましておめでとうございます。

 昨年中は多くの方々との出会い、再会、そしてたくさんのご縁を
いただくことの多かった1年でした。
 フェイスブック上では数十年ぶりの再会もあれば、ニューヨークへの旅を
誘っていただくことにもなり、忘れられない年となりました。

 いろいろとお世話になった方、ありがとうございました。またいろいろと
失礼もあったことかと思います。ご迷惑をおかけした方(している方)、
申し訳ありません。

 さて、新年に思うことは「初心」です。

自分の人生も後半に入り、導きをいただいた方々が鬼籍に入られることも
しばしばとなってまいりました。改めて、自分にとってこの一年でできること、
しなければならないことを自らの負荷として日々過ごすことを心がけて
まいります。その指針となるものはやはり自らの初心であり、私にとって
それは「映画によって学び生かされてきた」という実感です。

 映画によって励まされ、映画によって困難を受け入れる心構えを学び、
映画によって人と出会い思うことの喜びを知り、映画によって世界との
つながりを実感することのできた自分の人生。

 幸いにして映画によって多くの人と知り合い、大切なものを受け取り、
またお届けすることを続けています。目の不自由な人と一緒に映画を見る、
ということは私にとって単なるボランティアではなく、自分に課せられた人生の
宿題のように思うのです。

 昨年、私が代表をつとめるヨコハマらいぶシネマでは、37回の音声ガイド付き
上映を行うことができました。これには会の皆さんの大変な努力と知恵と
工夫によって、そして何より映画を見る楽しみをともに味わってほしいという
深い映画愛によって支えられていることを忘れてはいけません。そして、そんな
映画をはるばる横浜まで見に来てくださる視覚障害者のお客様の熱意、
映画を見たいという情熱を忘れるわけにはいきません。

 継続は力、と自分に言い聞かせながら毎月の上映に向けて企画、練習、
上映会、お茶会を繰り返して行くことこそ、今自分にできる最大限のことと
思っています。

 年に百本を超える本数の映画を見る私ではありますが、お客様のほとんどは
年に数本しか映画を見ることはありません。その一本に私たちがガイドをつけた
作品を選んでいただくことこそ、実は大切なこと、ありがたいことだと思います。
たった1本の映画と出会うことで人生が変わることもある、まさに映画は一期一会。
その機会をお届けすることのできる喜びと責任を痛感するこの頃です。

 今年もよろしくお願いします。

0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する