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2015年12月26日23:29

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子供が動物と暮らすということ

クリスマスを機会に幼い兄弟へ生き物を贈るということについて、正直に言えば少し悩みもした。

最初は 『兄弟仲良く良い子にしていたら、サンタさんがフェレットを連れてきてくれるかもしれないよ』 と話していた。

2人ともそれをよく理解していたようだったが、ふと豪騎が 『でもフェレットはおもちゃじゃないよ…』 と言った。

豪騎の中でサンタがくれるものは本来 『おもちゃ』 なんだと改めて知らされた。

確かにその通りだと考え、サンタさんへは別なものを贈ってもらいたいと伝えるねということにした。

結局兄弟の枕元には、これまで1度も観たことの無い番組 『トランスフォーマー』 に由来する変形ロボットをそれぞれ1台ずつ用意した。

それはそれとして随分と喜んで遊んでくれている。

かくしてフェレットの 『チョコちゃん』 は、お父ちゃんとお母ちゃんからのプレゼントとして、我が家に迎え入れることになった。

ねずみに引き続き豪騎がチョコちゃんの父ちゃんという役割。

リビングに小型犬用のサークルを設置し、改めて富士通の脱臭機も設置。

水飲み用のボトルや食器、ヒーターにトイレ、その砂などなど随分と付帯物も用意した。

結果的にはフェレットの価格もまずまずだったこともあり、小型犬とそう大差ない出費となった。

中でも最も苦労したのがハーネス。

勿論フェレット用のハーネスやリードも市販されているのだが、まだまだ幼い我が家のフェレットには大き過ぎてしまう。

そこで、ハムスター用のハーネスを購入。

ところが、それでもまだ大きい。

しまいにはそれでさえ余分な部分をカットして、やっとのことで準備完了。

そして今日。

豪騎がやりたかった 『散歩』 がついに実現した。

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本人が思い描いていた散歩の風景とは随分と異なっていたのかもしれない。

そもそも犬のような散歩ができる生き物ではないのだし、ましてやウチの子はまだまだ幼くまともに歩くのさえ大変な状態。

それでも豪騎は嬉しそうだった。

チョコちゃんと名付けたその子を、大事そうに抱き抱えていた。

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犬の代用品として考えてしまうと、フェレットには随分と荷が重いかも知れない。

ましてやそれは随分と失礼な考えでもあるのだろうと思う。

幼い我が家の倅たちにとって、また現在の我が家の環境を考慮すると、フェレットが最良と判断した結果、今回の子を迎え入れることにした。

豪騎がまた犬と暮らしたいと言う時、一緒に何をしたいのか尋ねると決まって言う事は2つ。

『お散歩』 と 『ボール遊び』。

アロンゾやモニカ、そしてピタとできた散歩やボール遊びには遠く及ばないに違いない。

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それでも今度は豪騎や魁盛が世話をし守りながら、惜しみなく愛情を注ぎ愛でる対象としてのチョコちゃんでいられる。

ひょうきんで愛らしい小さなイタチ。

この子と触れ合いながら、豪騎と魁盛が益々命の輝きと儚さを学び取ってくれたなら嬉しい。

手をかけて育て、糞便の処理も行う。

ドライフードをあげればそれで済むという月齢の子にしなかったのは、手をかけて 『育てる』 というプロセスからも多くを学び取ってもらいたいという願いから。

迎えた日の翌日は、餌を口にせず随分と心配をした。

けれどその後は工夫の甲斐もあってか食欲も回復。

こうして問題に取り組みながら、苦労して育てる作業を通して、経験からひとつでも多く大切なことを学び取ってもらいたい。

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フェレットを抱きながら嬉しそうに笑う豪騎。

もう2度と会えない3頭を思い出して悲しむばかりでなく、こうやって目の前の命と向き合って笑っていてくれる時間の方が、親として心穏やかにいられる。

そう思うと、まだヨチヨチ歩きの小さなイタチにイイ年したオッサンが助けられているのかも知れない。

これからフェレットも交えた我が家なりの幸せな思い出が、どんどん増えていきますように。


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