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2015年12月01日00:55

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マリインスキー・バレエのロミジュリ

マリインスキー・バレエの《ロミオとジュリエット》(於東京文化会館》を観てきた。

13日にシュツットガルト・バレエのクランコ版を観たばかりだが、今日は「三大ロミオとジュリエット」と言ってもよいラヴロフスキー版、クランコ版、マクミラン版の中で、初演が最初で、他の二つのみならず、世界中で上演されているいろいろな版のバレエ《ロミオとジュリエット》の規範になっているラヴロフスキー版である。 しかもマリインスキー・バレエはラヴロフスキー版を初演したバレエ団なので、大いに期待をして観に行ったが、期待にたがわぬ見事な舞台だった。

ラヴロフスキーの演出振付は、古臭さを感じる部分もなくはないが、各役の心理描写が的確で、振り付けは後代のものに比べてシンプルだが流れるような美しさがある。

主演のマリア・シリンキナは豊かな表現力と可憐な容姿で現代トップクラスと言ってよいジュリエットを見せてくれた。 ロミオのフィリップ・スチョービンも好演だった。 今日はロミオはマリインスキー・バレエの現在の男性トップのウラジーミル・シャクリャーロフがつとめるはずだったのが怪我で休演と言うことで、がっかりしたファンもいたようだが、スチョービンのロミオはシャクリャーロフのロミオに劣らないと思う。

今月は2回も、しかもともに最高のダンサー、最高の振付のロミオとジュリエットを観ることができた。
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