日本ではキャリアと割賦ローンを売っている信販会社が意図的に大量に拡散しているから、アホみたいにキャッシュバックがつき、1年落ちの機種だとほぼ投げ売りになっているのがiPhone。
そのため、iPhoneだと最新スマホが激安で入手できるので、中高生がみなiPhoneを使うという、世界でも稀な現象が起きているのが日本。
本来、iPhoneは高級ブランド機種なので、絶対に値引きしない。
世界中どこに行っても同一価格で値崩れしないようにAppleが厳しく価格統制してブランドイメージを作っているのがiPhone。
日本のようにインセンティブやキャッシュバックや有利な割賦ローンを駆使して激安で入手できる国はまずないので、日本でiPhoneを入手して他国で転売すると儲かるので、中国人によるiPhone爆買いがある。
欧米では金持ちの大人しか買わない機種なので、他のスマホとは色々前提が違う。
欧米の場合、iPhoneを買う人は、スマホ以外にもPCを持っていることがほとんど。なぜならばiPhoneを買う人は金持ちだから。
既にPCを持っていて、仕事やヘビーな作業はPCでやるから、ポケットに入れて持ち運ぶモバイル端末は、簡素でエンターテイメント向けな機種で用は足りるため、金持ちはiPhoneで良い。
欧米の貧乏な階層は、PCを買う余力がないので、なんでもスマホで済ます。
なんでもスマホで済ますとなると、スマホでなんでも出来ないといけないので、コンセプトが極小PCなAndroidの方が使い道が広いし、Androidは中国や韓国のメーカーも作っているので安い。
日本は、PCを買えない低収入層が、Androidではなく、強力な販促がついているiPhoneを買う。
本来、iPhoneは母機としてPCがある前提なので、スマホ単独では使い難く機能も足りない機種になるのだが、日本にはPCを持たないiPhoneユーザーが多い。
そのため、日本の若年層はITディバイドに陥り易くなっていると言える。iPhoneではモバイルITとしては機能不足なので。
このApple SIMも、頻繁に国を跨いで移動する人にとって便利なSIMで、つまり海外出張や海外旅行が多い層をターゲットにした商品。
もちろん貧乏人は海外出張も海外旅行もしない。
日本のキャリアがiPhoneをやたらと偏重して、モバイルITとしては機能が不足している機種を大量に拡散し、国産メーカーを潰しにかけてしまったのは、IT化社会の方向として間違っていたと思える。
世界最先端の技術力を誇る国なのに、スマホを作っているメーカーがソニーと富士通とシャープと京セラの4社だけとなり、国際的な知名度とシェアがあるのはほとんどソニーだけになってしまっている。
知名度では、フラグシップ機種としてのXperiaは有名だが、シェアでは韓国、中国、台湾のメーカーに大きく後れを取っている。
出遅れた分を取り戻すのは大変なことだ。
Apple SIMがついに日本発売、税別600円。au網利用、1つのSIMで世界90以上の携帯会社を選択可
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=117&from=diary&id=3716113
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