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2015年05月04日19:18

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ダブルブッキング SOLO LIVE2015 「温野菜」 後編

※ダブルブッキング SOLO LIVE2015 「温野菜」の後編です。前編は一つ前に戻れば読めますが、ネタバレになる部分がありますので、十分ご注意下さい。尚、後編も同様です。

・人質
銀行。銀行強盗(黒田)が、電話で話している。強盗「分かったな?逃走用の車を10分以内に準備しろ!こっちには人質がいるんだぞ?もし、出来なかったら・・分かってるだろうな!」 電話を切る強盗。縛られ部屋の隅にいた男(川元)。強盗の前に来る。強盗「・・・何だよ?」 男、意を決したように、「人質は1人いれば十分だろう?私には、妻と子供がいるんだ。」 強盗「はは〜ん・・・ダメだ、妻も子供も・・・」 男「妻と子供はどうなっても良い。私を助けてくれないか?」 強盗「・・・はぁ?」 男「だから、私は助けてくれないか?」 強盗「・・・・オマエ、凄いな・・・。」 男「こういう場合、人質は、女子供の方が良いですよ?」 強盗「オマエ・・・最低な奴だな・・・。ダメだ!全員ここにいろ!」 強盗は男のボディに何発も拳を打ち込むが、男「ダメかぁ〜・・・。やっぱりダメかぁ〜。まだやりたいコトあったのになぁ〜。」 強盗「・・・何だ、コイツ?効いてないのか?」 男「やりたいコト〜。不倫したかったなぁ〜。不倫してぇ〜。」 強盗「最低なコト言ってるな!」 強盗は、続けざまに拳を男にいれるも、全く効いていない。男「あ、うちの嫁、Fカップあるんですよ。揉みしだいちゃって良いですから。」 強盗「・・・最低だ!」 強盗に再び電話がくる。強盗「え?10分は無理?ダメだ10分待って用意出来なかったら、人質を殺すぞ!」 この電話のすきをついて、入口から逃げようとする男。強盗はそれに気づき、拳銃を男に向け発砲するも、弾は、男に当たって跳ね返る。強盗は電話を切り、男を連れ戻し、「オマエ、無敵か?!」 男は、脱出に失敗し、状況にイライラしだす。男「だいたい、オマエが、オモチャ欲しいとか言い出すから、銀行に寄って、こんな目にあってるんだろ?」 男は、嫁と子供に手を上げ、強盗は必死で男を止める。強盗「奥さん、大丈夫ですか?今、どうにかしますからね!やめろ!おい!」 強盗は男ともみ合い、男はすきをつき、脱出する。強盗は、男に再び発砲するも、弾はやはり尻に当たり跳ね返るだけ。男は逃げてしまう。残された嫁と子。強盗「ひょっとして・・・」 と、子供に拳銃を向け発砲する。カンと当たって跳ね返った音。強盗「やっぱり、オマエもか。」

川元氏の父親が酷過ぎる(^_^;)。

・幕間 早口ことば
川元氏作の早口悪口言葉。川元氏のあとに続き、黒田氏も言う。
腐った 生麦 生米 生卵 に始まり、赤ローター、青ローター、やっぱりピンクローター。
『Wコロンは解散したけど、ねづっちさんは大丈夫としても、木曽さんは大丈夫だろうか。』 黒田氏「言いたくないよ・・・。」と嫌がる(^_^;)。『足立ケーブルTVがあるから大丈夫か』 
端折って言ったら、「端折らない。」と川元氏にダメ出しされてたような・・・。そして、Wコロンがやたらイジられていたような(^_^;)。

・Respect
少年(黒田)が父親の職場見学に来たらしい。ナレーション『“お父さんの仕事”という作文の宿題が出たので、こっそり、お父さんの仕事場に来たんだ。お父さんは、工場で働いているんだ。』
少年は、幕からそっと覗く。

父(川元)。ピンポン玉を投げる機械(投球機とういうのか?)で、ピンポン玉を飛ばす父。父は飛距離をメモしているのか、飛ばしては、何かメモに書きつけている。暫くして、投球機から飛んでくるピンポン玉を、自分の体に当て、当たった部分に湿布を貼っていく。少年は首を傾げる。
何回かやったあと、ピンポン玉を手に取り「絶対出てくんじゃねえぞ!」 機械に入れる。ピンポン玉が発射される。父は、首をかしげ、もう1度「絶対出てくんじゃねえぞ!」機械に入れる。ピンポン玉は発射される。どうやら、ピンポン玉を恫喝しているらしい。
次に飛んできたピンポン玉を洗面器で受ける父。そばにバケツがあり、そこに入れたいらしいのだが。何回かやって、やっとバケツに入るピンポン玉。次に投球機に、布団をかけて、自分も布団の中に入る父。見ていた子供は目を覆っている。なにがしかやった後、父は投球機に向かって、1万円札を投げつける。(私、爆笑)

子供「これを見て、僕は公務員になろうと思いました。」

幕の間から見ているだけの黒田氏なのだが、驚いたり、拍手したり、首を傾げたり、目を覆ったり、色んな演技をしていた。これが結構細かい。
私のお気に入りコント。この父親は、何かの検査をしてるのだろうな。1万円札を投げつけるくだりで爆笑した。
川元氏のピンポン玉ギャグ(?)はもっと種類があった。

・幕間 若手芸人のギャラ
川元氏が若手芸人から訊いた・・という1か月のギャラを言う企画。映像の中で、川元氏「幕間の時間が足りないって言うから、これやります。」と。川元氏の他に、聞き役で黒田氏と若手芸人(かな?作家さん?)もいる。

ラブレター○ 6万円。ジグザグジ○ー 5万8000円。「あぁ〜・・・。そんな感じかも・・・」
三○郎 相田 3万円。「コンビで格差があるからね・・・。」
クマム○ 1月15万 2月30万 3月70万 「夢がある!まだ、上がるよね?」 川元「まだ、曲の印税が入ってないですからね。」 ニュー○ーク10万円。ボーイフレン○13万円。ボー○フレンドを知らなかった黒田氏。「何で、ニュー○ークより、良いんだ?」と不満をぶつける。「知らない芸人にギャラで負けて悔しいんでしょうね。」 ウエストラン○35万円 「何で?!」と言う芸人たち。川元氏「ダメよ〜ダメダメで、エレキテルとの営業が結構あって、儲かってるらしいよ。」

・漫才
女性に喜ばれるボケをしたいという川元氏に、黒田氏がレクチャーする。待ち合わせに遅れて行った時の女性へのボケ。川元「待った?行きに、ペットの猫に毒ぶっかけてたから。」 黒田「おい!それじゃ女の子引いちゃうよ。」 川元「あ、ハムスターの方が良かったか。」 黒田「動物の問題じゃないよ!そうじゃなくて、そういう時は池袋と沼袋間違えちゃった〜って。」 川元「え?そんなキング○ングみたいなボケで良いの?」 黒田「オイ!」 他の待ち合わせボケも毒が強すぎてダメだと言われる。川元「ここのお客は笑ってるじゃん。」 黒田「ここに来てるお客は、ちょっと特殊なんだよ!」
職種別でやってみるも、ナースには、ドラッグネタをやるはで、毒強めの散々な結果。黒田「それなら、何を言っても受け流してくれる女芸人なら良いでしょう。」 やってみる。黒田「(女性声で)川元さんこんにちは〜。」 川元「おう!今度俺のライブに出してやるから。」 黒田な女芸人「本当ですか〜。」 川元「その代り1回やらせろ!」 黒田な女芸人「も〜う。川元さん、何言ってんですか〜。」 川元「う〜ん。おしい。」 黒田「おしい?」 川元「そこは、続けて『飛石連休の藤井ペイジじゃないんだから』って返して欲しかった。」 黒田「おい!藤井さん、そんな人じゃないし、そんな嫌な人でもないよ!」
女の子の喜ぶボケ・・というコトで、川元は、「ラッスンゴレライ」や「ルネッサ〜ンス!」など、人気のギャグをやっていく。

川元氏の「ラッスンゴレライ」 恥ずかしかったんだろうなぁ〜。少し照れが入っていたが、結構踊れていた。あと、ベタな待ち合わせボケがもう1つあり、「そんな、ノンス○イルみたいなボケで良いのか?」って言うバリエーションもあった。
藤井さんのところで、客大爆笑だったが、ペイジ兄さんは、女芸人に手を出すキャラという共通認識があるんですね(^_^;)。

・リハビリ
病院。看護婦(黒田)と、リハビリ中の患者の男(川元)がいる。看護婦「ヒロシ君。リハビリ頑張って。」と少年を見送る。少年には母親がいないらしく、たまに父が見舞いに来るようだ。

看護婦は、無線機のイヤホンコードらしきものを耳につけている。男「僕も頑張らないとな。まだ、ここまでしか腕が上がらない。これじゃ、まだ双眼鏡が持てないからな。ストーカーがまだ出来ない。」 看護婦は怪訝な顔をする。男は、自分の話をし始める。自分はストーカーで、ストーキング行為をしていたが、ストーキングしていた女性に、好きな人がいると知って、彼らのキューピッドになろうと思っている・・と。看護婦「キューピッド?恋を実らせようと・・・」 男「男の胸にガチで、矢を撃ち込んでやろうかと。」 看護婦「ガチでダメな人だは・・・。」 男「彼女の部屋に忍び込んで、天井から彼女が眠ってる写真も撮ったんだ。」 看護婦「良く部屋に入れたわね。」 男の腕はストーキング中に起こした怪我らしい。看護婦は、呆れたらしく、「ヒロシくんのリハビリがあるから。」とその場を立ち去ろうとするも、男「君こそ、あの少年を階段から突き落とすのはやめたらどうかね?金山トシ子さん。」 看護婦「・・・どうして・・私の名前を?」 男「君は、あの少年の父親のことが好きで、父親に会いたいが為に、怪我をさせただろう。」 看護婦「何で・・・それを・・・。」 男「僕は、君をストーキングしているストーカーだからだ。ほら。(写真を見せる)」 看護婦「・・あ、私が眠ってる写真。」 男「僕は君のコトなら何でも知ってるぞ。」 看護婦「私だって、あの人のコトは、盗聴して全て調べたのよ。」看護婦がしているイヤホンコードは、無線機ではなく、盗聴器のコードだった。 男「僕だって、君のコトを盗聴して、それを紙に書き起こし、その紙を食べたからな。」 看護婦「・・・食べたって・・・。よっぽどの変態じゃない。ふん。私は、あの人の好みも趣味も全部調べたのよ。」 男「僕は、君の先祖のコトまで全部調べた。」 看護婦「どうやって?」 男「君の先祖は、SMを初めて日本に伝えた人ですね。」 看護婦「何それ?!ホント?・・・知らなかった・・・。」 ストーカーバトルは平行線・・・。

男はやおらナイフを出す。看護婦「やめて・・・冷静になって・・・。」 ナイフを持ったまま看護婦に近づき、男は盗聴器のイヤホンコードを切る。「こんなコトをしても、あの人に本当の気持ちは通じない。」 男は、彼女を見ているうちに、彼女のコトを応援したくなったのだ。
暗転
・エンディング
フライヤーの撮影風景。パプリカを持った川元氏など。

・明転。テーブルに座る男。「とし子さん、どうしてるかな?俺もまた、新しいターゲット見つけなくちゃ。」 後ろからとし子が、ひっそり出て来て、男に気付かれぬように、テーブルの上のパプリカを食べる。

ちょっと怖いオチ。彼女は、ターゲットを男に変えた・・・ってコトでしょうかね?

・挨拶
パプリカが固かったらしく、黒田氏が妙な顔をして口からパプリカを出した。
黒田氏「川元さん。昼から、毒強めはやめて下さい。」 川元氏「そうかな?・・・あの・・漫才の後半・・。あれ、やっぱりやめない?」 黒田氏「ダメです。」 川元氏、本当にラッスン〜やルネッサンスをやるのが嫌だったらしい。黒田氏「まだ照れがありましたね。100%の力でやっていなかった。夜は、もっとちゃんと全力でやらないとダメですよ。」 

本来、単独ライブは下北空間リバティでやろうと思っていた。しかし、いとうせいこう氏から電話があり「折角だから、ユーロスペースでやったら?」と提案されたらしい。黒田氏「こんな綺麗な劇場で出来るなんてね。」 川元氏「良かったですよ。あんなきったねえ劇場でやらなくてすんで。」 黒田氏「どうしてそんなコトを言うの!(リバティの)関係者が見に来てたらどうするんだよ・・・。」

身内をライブに呼ぼうと思ったが、結果、どちらも呼べなかったと。川元氏「子供にさ、コレ見せちゃダメだろう・・・って思ってさ。」 黒田氏「本当は僕も、姪を呼ぼうと思ったんだけど、やめた。叔父さんが、ナースの格好して何かやってたら、嫌だろうな・・・って思って。」
ネタがネタだけに、あまり身内が呼べないと。

今回クリアファイルを作ったと。本当は水も作りたかったらしい。川元氏「水作って、ラベルに『渋谷のきったねえ水』って書いて売りたかったんですが。」 原価120円を130円で売ると言われ、200本売っても、儲けが殆どなく、「意味がない!」とやめたそうな。あったら欲しかったですケドね、渋谷のきったねえ水(笑)。

このライブはDVD化しますと。
決まったのがネタを結構作っちゃった後で、もっと早くに言ってくれたら、マイルドなネタを作ったのに・・と。「DVDに入れられるネタが少ない。」とのコトで、もう1本、最後におまけでネタがプラスされた(これは、ありネタだった)。

・おまけの1本 手術する少年と野球選手
手術を控えた少年(川元)。野球選手の黒田が来る。「黒田選手だ!ねえ、黒田選手、お願いがあるんだ。」 黒田「あぁ、いいとも。僕がホームラン・・・」 少年「明日の試合で、デッドボールを脇腹に受けて!」 黒田「・・・え?デッド・ボール?ホームランじゃなくて?」 少年「うん。僕、人の不幸を見ると元気が出るんだ!ねえ、デッドボールを受けて。」 黒田「最悪だな・・・。」 少年「デッド・ボールを受けて、今期絶望的になって!」 黒田「嫌だよ!」 少年「僕、黒田さんのファンなんだ。黒田さんが、脱税疑惑で捕まってから好きになったんだ!」 黒田「嫌なきっかけだな。」 しかし、黒田は大リーグへの引き抜きの話があった。少年はショックを受け死んでしまう。黒田「え?川元君?川元君!え?幸せなコトを聞くとしんじゃうの?」 川元少年は生き返るも「隣りの病室のじいさんに、本当の病名教えに行こう・・・。」 黒田「やめなさい!おじいさん知らないんだから!」 少年は、何とか黒田に不幸になって欲しいらしい。黒田「僕は不幸じゃないよ。結婚もしたしね。」 少年死亡。「え?コレで死んじゃうの?死ぬレベル低くない?」 少年は生き返るも、絶望的になっている。黒田に、追い打ちをかける少年だったが、黒田は幸せ家族写真を見せる。少年「嫁、不細工じゃん!それ、ラミレスだろ?」少年は元気になる。

ダブルブのポップはコレなんだね(^_^;)。

悩んで単独に行きましたが、行って良かったです。次回はまた2年後か3年後かな・・・。いとうせいこう氏が『ネタを作って、すぐにでもまた単独をやるべきだ。』と、優しくも厳しいコメントをツイッターに載せていた。せいこう氏は、ダブルブ好きなんだね。
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