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2015年04月25日22:33

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「ジャパン・クライシス」小林慶一郎、橋爪大三郎著

昨年10月発刊された財政関連本。
この1月に図書館で借り出し申し込み6人待ちでようやく、借り出せた。
多くの人が日本が危ないと思っているようだ。
今の日本の状況は、第2の敗戦「財政敗戦」へのカウントダウンが始まっている。

一般会計の予算ほぼ100兆円、対して歳入はその半分。不足分は国債発行。
負債総額は500兆円でGDPの2倍。
国債を買い支えているのは銀行に預けた民間の貯金。
民間の貯金は1600兆円、そのうちの1000兆円は既に国債購入に当てられている。
残る600兆円は2020年〜2025年に底を尽く。
その時国債の暴落が始まり、
ハイパーインフレが始まる。
国は破綻する。

処方箋は「消費税35%に」。それで、50年後に財政健全化される。
アベノミクスは出口の無い時間稼ぎに過ぎない。

この責任は結局政治に無関心であなた任せの国民にある。


補足:
歳入の税収の内容は所得税15兆円、法人税15兆円、消費税税15兆円。
歳出100兆円の内容は国債の利払いが10兆円、債務償還が10兆円。
利払いは国債の増大及び金利上昇で大幅に多額になる見込み。



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