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2015年04月05日01:59

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Pacific CarryMe

改造たのんでた店にひきとりついでにまた試乗してきました


Pacific CarryMe(2011年版 ノーマルタイヤ&キャリパーブレーキ仕様)ピンク

いわずと知れた8インチの有名極小径車
たたんでる姿はカラフルな足踏み台
ひろげるとペダルつきのキックボードといった風情で
自転車と気付かないひとも多いんじゃないだろうか
EEZZで小径とショートホイールベースがエスカレートすると
どうなるか、だいたい傾向がつかめたので
今回は事前にこころがまえした状態で試乗

あたりまえだがさすがに軽い(8.4kg)
そしてショートホイールベースなので容易に前輪が
ウイリーするのもEEZZと同じ
でもポジションが適切なのと、遊具然とした見た目で
無茶しようという気が起きないせいか不思議と落ち着く
意外にも乗り心地もよく、路面の突き上げだけなら
ふつうの実用車のよう

ただし路面の荒れに翻弄されるし、ちょっとした段差で
前輪が浮いてしまう
ハンドルのクイックさはEEZZ以上に神経質で
無理させない運転を強いられる

極小径でもそれなりのスピードで漕げるように
こぶりなチェーンリングに細かい歯を立てているので
通常の規格でない特殊なチェーンを使っている
そのため、ふつうに漕いでいるだけで常に
「ジャー…」という駆動音がする

ブレーキはキャリパーの剛性不足と左右のシューが
たがいちがいについてるせいで見た目もフィーリングも悪いし
利かないが、もとからスピードが出ないので
問題が表面化するほどじゃなかった

あと後輪のスタビリティが低く、安定しないというより
悪条件になると暴れるといったほうが適切
バンクさせながらペダルを漕いで小回りさせようとすると
リアタイヤが負けて容易にスライド状態になる
イメージ的にはフォークリフトの後輪操舵みたいな動きと
いえばいいだろうか
いうまでもなく限界を超えている状態なので
ほめられたものじゃないし、わりと低い次元でも起きるので
よくよく注意が必要だと思う

愛嬌あるルックスは好きだし、もとより多くは求められない
設計なのでしかたのない面はあると思うけど、これに乗るときは
より注意力や自制心をもって乗ることを求められる

ニックネームをつけるとすれば「エマージェンシータイヤ」


CarryMe(2015年版 ノーパンクタイヤ&リアドラムブレーキ仕様)オレンジ

店員さんのご厚意で最新版も乗らせてもらったので続いて

重複する部分は割愛する
ブレーキがだいぶ改善されててシューも正対しているし
キャリパー剛性もそれなりに出ている
ドラムも利きすぎることなくじわっと制動力が出て、これは
前年版のドラムから改善されたポイントとのこと
やっぱりブレーキ性能があがると安心感が違う

簡略化された折りたたみハンドルは見た目に反して剛性があって
質感が多少あがった感じがする
ただし--------

それらプラス要素を台無しにするくらい、
ノーパンクタイヤの印象が悪い
手押し台車のうえに乗るとこんな感じっていう乗り心地で
路面の突き上げが、というより、路面の凸凹をこれでもか!
というくらい忠実に拾ってしまう

チューブ内の空気が樹脂に置き換わってしまうことで
タイヤのショック吸収性がほぼなくなってしまうのだと思う
また、タイヤが替わってもリアのスタビリティに変化がないので
性能面でもプラス要素はほぼなく、本当にパンクリスクから
救われるだけのメリットしかなさそうだった

ニックネームをつけるなら「乗って走れる表面粗さ測定器」
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