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2015年01月23日22:26

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カッコマン〜私たちA面失格!昭和歌謡曲71〜ジョーカー

〜雨のカフェテラスは美しすぎて〜

今回の昭和歌謡のテーマは、
最初シングルレコードのA面(候補)だったのに
B面に回された不幸な曲ふらふらを取り上げる。

るんるん岩崎宏美「わたしたち」
=「ロマンス」(1975年7月発売)のB面。
作詞:阿久悠、作曲・編曲:筒美京平、


ヒロリンのデビュー2曲目、WIKIによると、♪あなたお願いよ〜
の「ロマンス」と、この曲、どっちをA面に持ってくるか最後まで決まらず、
ヒロリンを含めスタッフで採択したという。
ヒロリン自身は、声を張り上げがちになる「私たち」よりも
「ロマンス」のほうが歌いやすいので「ロマンス」を取ったとか。

私は、後年、ヒロリンのベストアルバムで、この曲を知った。
そのアルバムA面は、デビュー曲「二重奏」「ロマンス」そして、
この「わたしたち」「センチメンタル」が収録されていた。
私は初期の彼女の曲はフォローしていなかったので、
聞き覚えはないが「わたしたち」はA面でリリースされた曲だと思った。

ちょっとこの後の「想い出の樹の下で」と曲想が似ていると思ったが
私は「ロマンス」よりこの曲のほうが好きだな。
高らかに歌い上げ、聞く人に元気を与える曲だ!
まさに「天まで響け!岩崎宏美」のキャッチフレーズに相応しい!
↓は「ロマンス」のジャケットを加工したものだろう。
フォト


ムード八代亜紀「雨のカフェテラス 」
=「なみだ恋』(73年2月)のB面
作詞: 二条冬誌夫、作曲: 鈴木淳

八代は、71年に、レコードデビューしたが売れず、
72年オーディション番組『全日本歌謡選手権』に出場、
10週連続勝ち抜いてグランドチャンピオンに輝く。
この番組を私は見ていて、八代も覚えている。
色っぽいお姉さんだと思った。

で、グランドチャンピオンになると、売り出してもらえるのだが、
この「雨のカフェテラス 」が当初A面で、♪夜の新宿、裏通り〜の
「なみだ恋」がB面候補だったが、ひっくり返ってしまった。

結局「なみだ恋」が大ヒットし、八代はスターになった。
私は、このレコードは買わなかったのでB面も知らなかったが、
それから2年後、75年の終わり頃、私は、ある家庭に下宿していた。
他に下宿人が数名いて、食事はその一家と一緒にする
といった全くの下宿だった。」

で、そこの奥さん(当時50歳代)が演歌が好きで、
八代亜紀のLPも良く聞いていた。さらにそこの旦那、奥さん、
他の下宿人と徹夜マージャンをしたが、その時、八代のLPが掛かり、
その中にこの曲が入っていて自然に覚えた。
♪ああ〜別れたくない〜♪のサビが耳に残った。

「カフェテラス」という当時としてはモダンなタイトル、
ド演歌、泥臭い「なみだ恋」よりポップスに近い。
だから若くて演歌に興味がなかった私は、この曲は受け入れられた。
ただ、その時の購買層を考えれば「なみだ恋」で正解だったのだろう。

るんるん五輪真弓「ジョーカー」
=「恋人よ」(‘80年8月)のB面
作詞・作曲:五輪真弓
これも最初、A面の予定だったらしい。

この曲も、‘82,3年頃、彼女のアルバム「恋人よ」を聞いて知った。
ロック調で良い曲だが、大ヒットはしなかっただろうね。

私は五輪真弓のデビュー曲「少女」を高校の時、ラーメン屋で流れた有線で聞き、
衝撃を受け、その場で題名と歌手を聞き、近くのレコード屋に飛び込んで買った。
しかし、、「恋人よ」はあまり好きではない。暗いから。

手(パー)次に、最初「A面」でリリースしたものの、B面の方が売れてしまい、
逆転して再リリースされた曲。

るんるんガロ「美しすぎて」
=当初A面(72年6月)
フォト

作詞: 山上路夫、作曲: 村井邦彦

B面の「学生街の喫茶店」がその年の11月頃から売れ出して、
ABをひっくり返したリニューアル版が発売されたと。
「美しすぎて」は記憶にないなぁ。だからヒットしなかったんだけれど。
「学生街の喫茶店」は、73年の曲という印象が強い。

ムードシンシアは、‘76年3月、
A面をポップス調の「ふり向いた朝」、
B面をフォーク調「気がむけば電話して」(共に作詞: 中里綴、作曲: 田山雅充)
として発売したが、彼女からの要求で、A面、B面ひっくり返して再リリースさせた。
でも結局、それでも売れなかったけれど(^^:。(オリコン29位)
このジャケット写真のシンシアはキレイだけれどね。
フォト

この時22歳。少女から大人の女性になった気がする。
一説によると、「ふり向いた朝」の歌詞の一部
♪しゃくだけど、私の身体の半分はあいつのものになっている♪
これが気に入らなくて、B面に変えた、ともいわれる。

ムードダウンタウンブギウギバンド「カッコマン・ブギ」(‘75年4月)
作詞: 奥山恍伸 / 作曲: 宇崎竜童
フォト

それはキッコーマン!

この曲は、テレビで数回聞いたことがある。
最初のリリースでは、「港のヨーコヨコハマヨコスカ」を押さえてA面だった。
前作「スモーキン・ブギ」がヒットしたことで、次のシングルも
ブギ物としたものだが、明らかに同工異曲。
B面「港のヨーコヨコハマヨコスカ」は、「あんた、あの娘のなんなのさ」
というセリフが受けたんだな。
一か月後にこれがA面として、再リリース。作詞家としての阿木 燿子もブレイク!





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