昨日まで、広島→福岡→熊本→大阪の仕事をしていました。
何と二週間家に帰れず、でしたので、福岡で現地休暇をもらったのが
ちょうどクリスマスの25日
そこで真っ先に思い立ったのが“志免炭鉱跡”を見に行くぞ!! だった
のです。
これには深い訳があります。
十年近く現物を見たくて見たくてたまらなかった“立坑やぐら”があるから
です。
事情を要約すると
麦焼酎“二階堂のCM”を見る
↓
そこに映っていた変わった建物はCGだと思うが気になる
↓
実在を知る
↓
設置場所を調べる
、で十年近くがたったのです。
それが、近くに滞在しての現地休み
これは行かねば、だったのです。
結果、現地には電車、バスに乗り継ぎ2時間を費やして到着、
実は福岡駅でバスの案内を受けてたくさんのバス停に向かう時点で
すでに泣いていました。
『ついに本当に会える』を実感したからです。
そして、バスで志免町に着く二駅前からすでにその姿が確認できました
『おおー!!』また泣きました。
バスを降り、歩いて現地に向かいます。
そしてとうとう“立坑やぐら”のすぐそばに、、、
思った以上の巨大さに感動してまた泣きます。
観光客用に掲示された案内板を見て納得、高さが何と53mもあり、
昭和20年の建設当時〔結果的に今も〕東洋一の大きさのやぐらなのです。
画像でわかるように、内部には今は何もありませんが、当時も1000馬力
のモーターと滑車が二つあるだけの構造で、用途は巨大なゴンドラで地下400mの深さまで炭鉱作業員を降ろし、採掘した石炭を巻き上げる、という
エレベーターだったのです。
そして間も無く石炭の需要が激減しその役目を終えたのですが、その構造が
あまりに頑丈なため取り壊しもかなわず、現在ではNPOによって保存され
ているようです。
私が行った日にも進入防止フェンスの中で何か補修作業をしているような人がいました。
詳しくは
http://www.tateko.com/about.html で調べられます。
記念に携帯カメラで何枚か画像を撮影して、やぐらの周りを二周して帰ることにしました。
帰る前、あまりの存在感に思わず手を合わせそうになったのですが、これは
やめておきました。
現場に着いたのはちょうど12時くらいだったのですが、そばで遊ぶ親子連れと周囲をジョギングする人が数人いるだけで、とても静かで、しかも感動に満ちた休日が過ごせたのでした。
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