私が私であるために
人から離れて対話をする
心のどこかに 唇を キッと噛みしめた 小さな子がいるから
あなたがあなたであるために
人の言葉から離れてみないか?
心のどこかに 固い笑顔の 小さな子がいるから
じっと見守ってくれる 誰かがいるはずだから
その手の ぬくもりを 確かめるために
冷たい木の枝を 握りしめる
音もなく 小枝から 離れた 葉っぱが
優しく 頭を 撫でてくれる
だから また 歩き続けることもできるんだよ
心に どれだけ 孤独を抱えていても
体の中は 温かい命が 息吹いているのだから
『いつでも あなたを 抱きしめますよ 』 しなやかに風が呟いた
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