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2014年12月07日09:29

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蓄音機館のDAC

蓄音機館のプロジェクトは、私の友人で鳥取県若桜町観光協会のA氏が仕掛人で、私やザンデンオーディオの山田氏がお手伝いしています。

蓄音機館は「SP盤を、蓄音機ではなく、現在の最高級オーディオシステムで再生する」というコンセプトで運営しているのですが、こういった施設は日本でもここだけです。
というのも、全国のあちらこちらにある蓄音機館は「数百万円もする蓄音機でSP盤を再生する」というもので、同じものを今からやってもあまり話題性はなく、若桜町観光協会の予算を考えてもまず不可能です。
そこで、他の絶対にないものとしてA氏が考えたのがこの若桜町の蓄音機館です。

A氏は私の友人ですのでちょくちょく話をするのですが、A氏の本当の目的はSP盤の再生ではなく「音楽による町興し」です。
まず手始めに、全国に他にない施設を作る、その施設を利用して、SP盤に限らずここへ来れば良い音楽が聴ける、また街中であちらこちらで良い音楽が鳴っている、町の人が皆さん楽しく生き生きしている、、、そんな若桜町にしたいそうです。

ところで、蓄音機館は今のところ「若桜町昭和おもちゃ館」の中の一コーナーで、SP盤しか鳴らないのですが、来年からはいよいよCDを再生したいそうです。
CDが再生出来れば、お客さんが気軽に自分のCDを持って遊びに来てくれます。
ただし、「それではCDプレーヤーを買えば、、、、」とならないのが、このプロジェクトです。
同じ再生するならCDも世界最高クラスの音を、、、、となります。
そこでまた、私の使っているCDのデジタル信号をアナログに変換するコンバーター(私の師匠のN氏の手作り品)と同じものをN氏に無理を言って作って頂きました。
このコンバーターは、まだオーディオではほとんど使われていないSIC−MOSをいう新素子を使ったアンプを搭載しています。(おそらく、この素子を使ったコンバーターは後にも先にもN氏のものだけだと思います。)

これで、蓄音機館のCDは、電池式のクロックを交換したポータブルCDプレーヤー、、N氏のSIC-MOS・DAコンバータ-、私の考案したアッテネーター、N氏のSIC-MOSパワーアンプ、私のスピーカーで鳴ることになります。
さてどんな音が出るのでしょう。
私もたいへん楽しみにしています。

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