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2014年05月01日23:47

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逆プラセボ効果=ノセボ効果

「ブラセボ」というものがあります。よく臨床試験で二重盲検法の時に使われることが多いのですが、実薬そっくりに作られたモノで、中身は乳糖とかデンプンで、薬としての効力はぜんぜんないものです。偽薬ともいいます。

実際の二重盲検法の現場では、実際自分が飲んでいる薬がプラセボか実薬かってのはわからないのですが、それでも「何だかスゴい新薬をなんでるのかもしれない」って心理状態からか・・・結構な人が実はプラセボでよくなってしまっています。

痛みなんかでも6割くらいの人が効いた(改善した)ってことになってしまう。

むやみに「眠れない」とか不定愁訴を訴える人で、睡眠剤などは必要ないなと医師が感じた場合、わざとプラセボ(またはただのビタミン剤)を処方することもあります。が、半数近くどうにか効いてしまうんだだそうです。


で、それとは逆に「なんかワケのわからん新薬の実験(治験)らしい」なんて変に不安になると、ただのデンプンを服用していても身体に不調が現れることがあります。気持ち悪いとか吐き気がするとか・・・ (ノセボ効果っていいます)もあります。

まさに「病は気から」ってやつです。

なので、放射能のあるところへ行ったらば何か身体に悪いことが起きるに違いない・・・という変な思い込みのせいで、身体に変調を起こすこともあり得ます。
まあ、そう思うのならば行かなければいいのに・・・とも思いますが。
変な思い入れのある人が実際に行ってみて「ほらやっぱりカラダがおかしくなった。放射線の影響は怖いんだ」と、さも自分自身で実証して見せたみたいなやつ・・・で、それを(カラダに異変が起きたことを)吹聴して「危険だ」っていう人 どうもこれが面倒くさいです。

実は病気の仕組みとかそういったことのごく基本的なことを無視してるというか、ぜんぜんわかっていません。
因果関係なんて(あるとか、ないとか)簡単に結論づけられるものではありません。
そういう科学的原則のわかっていない人の断定的な話は、迷惑ですし、馬鹿野郎だと思ってます。
せめて「推論」と断っておいてください。


『美味しんぼ』、「福島への風評被害招く」との批判受け釈明
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=17&from=diary&id=2866689
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