mixiユーザー(id:1682634)

2013年02月28日20:57

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Re: TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)

TPP交渉について実際に発生しえるであろうパターンを大別すると、A「聖域ありで締結する」、B「締結しない」、C「聖域なしで締結する」の3つです。
中長期的な観点で見れば、日本の国益にとってはA>B>Cの順に望ましいと考えられます(短期的な観点あるいは産業界の一部にとってはA>C>Bの順に望ましいかも知れません)。そして、アメリカにとってはC>A>Bの順に望ましいであろうと考えられます。

日本がTPP交渉に参加しなければ、確実にBとなります。そして、TPP交渉に参加すれば、交渉の過程で外掘りが埋められてしまうのでBとすることはできず、日本の政治力の低さゆえに高い確率でCとなるでしょう。
もし賛成派が「Aになる可能性が十分に高い」「交渉参加してもBは可能だ」「A>C>Bの順に望ましい」のように考えているのであれば、それは夢を見すぎだと思います。アメリカ側が聖域の可能性をまだ拒絶しないでいるのは“釣り針”であると警戒すべきです。

TPPは、日本にとって良いことばかりでも悪いことばかりでもありません。ただ、ユーロ圏の失敗から学ぶコトはたくさんあります。目の前の利益の為に将来の大きなリスクを負うのはやめたほうがいいと思ってます。目の前の利益を獲得しなければならないほど経済が追い詰められているのであれば話は別ですが…


■TPP「政府の責任で判断」…首相施政方針演説
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2340808
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