これはまたなかなかの逸品でございます

　あまりにも内容のがうすいので、タイトル詐欺な記事かと最初は思いました。
　でも、あらためて見直してみると、異様に文章が拙いだけで必要以上に労力は費やされています。必要以上に労力を費やすことになっている、まさにその冗長さが最大の問題なのですが。

　たとえば事務所が書かせているというようなものではないと思います。その場合は、さすがに作文能力を審査するはずです。

　思うに、単純にこの記者の人が桜井翔なりジャニーズのファンなのでしょう。だからこういう記事を書くということは、いささか職権濫用のきらいがなきにしもあらずですが、それほどひどい話ではないというか、美談ですらあるかもしれません。

　しかし、アンチを生むのはタレント本人より、むしろ、往々にして張り切りすぎたファンだったりします。この記事を読んで、櫻井翔のファンになる人はあまりいないと思います。それより、なんとなくどよーんとした気持ちになって、それは記者よりもタレント本人にむかいがちです。それ自体でいきなりアンチになる人はいませんが、そういう澱がたまった挙句、なにかの契機でついに発現してしまったりします。
　あれやこれや考えてしまいますが、この記事の誰も得をしないその存在のあり方がさえざえと深く悲しみをたたえていて、それはそれで悪くないかなと思います。

櫻井翔がキレた。「ジャニーズってそんなもん？」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1167407&media_id=103