Parabolica−bisで開催中の『夜想ヴィクトリアン展』に行って来ました。
雑誌YASOと連動した展示なのですが・・・。
私の思ったヴィクトリアンとは、ちょっと違った(^_^;)。
絵のテーマは“アリス”が多いんですね。いや、アリスは好きですケド。
でも、“ヴィクトリアン”と聞いて、私は真っ先にアリスは思い浮かべないや・・・。
思い浮かべるのは、ヴィクトリアン朝絵画や、ラファエル前派の絵画。あとは、退廃美だったり、シャーロック・ホームズだったり。オカルト趣味だったり。オスカー・ワイルドだったり。
でも、山本タカト氏が描いたアリスは可愛かったです。2点ありました。“アリスの決意”と“アリスの悪夢”。ドロっとした臓物の中にいるような“アリスの悪夢”が特に気に入りました。
他のイラストレーターさんの描いた、アリスがテーマの絵も沢山ありました。
ヴィクトリア朝時代は、心霊術が流行した時代でもあります。
なので、心霊写真も2点飾ってありました。コレは良かったです。正直、もう少し、心霊写真あるかな・・と思ったんだケド(^_^;)。あと、妖精の写真とか・・・。借りるお金が高いのかな?
1枚は、サー・アーサー・コナン・ドイル(ホームズの作者ね)旧所蔵の、心霊写真でした。コレは面白い!若い女性(霊媒師?)の横に、煙のような人物が立っている。怖いというより、美しい写真です。
もう1枚も、同じように、女性の背後に、霊と思しき女性が立っている。
丁度、写真機が作られたのが、この時代だったから、心霊ブームとあいまって、面白がって、こういう写真が沢山撮られたのでしょうね。
ドイルは心霊ヲタクでした。心霊の本も書いてたよね。
丸尾末広氏の原画も展示してあったのですが・・・。
正直、何処がヴィクトリアンなのか、私には分からなかったです(^_^;)。
唯一、YASOの描き下ろしで描いた、“切り裂きジャック”の絵がヴィクトリアンぽかったかな。この絵は好きでした。娼婦と思しき女性がベットで寝ていて、切り裂きジャックがその女性を襲ってる絵。美しかったです。
丸尾氏の他の絵も、美しいのですが・・・その・・ヴィクトリアンとはあまり関係がないような・・・(^_^;)。あ、吸血鬼の絵があって(下絵もあった)それは、ちょっとヴィクトリアン・・かな?・・あ・・違うよ。だって、吸血鬼って言うと、私“ゴシックホラー”の方、思い出しちゃうもん。
丸尾氏の絵は、耽美絵だとは思うのですが、所謂、ヴィクトリアン朝の耽美とは違うよね。どちらかと言えば、ゴシックホラーとか、大正ロマンとか、昭和20年代のカストリ雑誌のエログロ耽美とか・・・そっち・・だよね?
何故、ヴィクトリアンに持ってきたのかちょっと謎(^_^;)。
1階に、オブジェの展示があって、それも「ヴィクトリアンかな?」とは思ったものの、オブジェ自体は表現として面白かったです。箱に、人体模型ぽいモノを入れたり、真空管が入っていたり、古い柱時計を切り抜いて、オブジェにしていたり。
お土産に、恋月姫さんのお人形の写真を5枚買いました。
あと、山本タカト缶バッチガチャガチャと、丸尾末広缶バッチガチャガチャをやってみた。
丸尾氏のは、イキナリシークレットが当たってしまったが、シークレットは地味だった(笑)。
11月25日までやっています。
他にも、秋山まほこさんのお人形の写真の展示などもあります(コレもアリスだったのかな?)
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